2011.09.19 イタリィな軽戦車を作る
と言う訳で、九月の三連休となったのですが、特に用事も無かったのでプラモ三昧だヒャッハ〜!
……と思ってましたが雨が降って腰が痛くて大した事も出来ませんでした(泣)。
とは言え、何かやらねば……と考え、入手に失敗した『イタレリ:1/35 イタリア自走砲 セモベンテL40 da 47/32』の敵を俺の中で取ろうと、その原型である『L6/40軽戦車』を作る事にしました。
この『L6/40軽戦車』はイタリアのフィアット・アンサルド社が1936年に開発を開始、1940年に制式化されたイタリア軍初の本格的な軽戦車がL6/40です。
リベット接合された平面構成の車体に68馬力の直列4気筒液冷ガソリンエンジンを搭載し、独特なトーションバー式サスペンションを組合せて最大速度42km/hの優れた機動力を発揮。主武装として対空機関砲を車載化した20mm機関砲を装備していました。
生産の遅れと各国の戦車開発競争の激化により、1941年末の配備開始時にはすでに戦車としては旧式となっていましたが、駿足を活かして偵察任務などに奮戦。北アフリカからバルカン半島、ロシアまでの幅広い戦線に投入され、さらに1943年9月のイタリア降伏後はドイツ軍が接収して対パルチザン戦などに使用されました。
(タミヤ解説書より引用)
とまぁ、二人乗りの小型戦車ですが、妙にたたずまいがカッコいい……主武装が20mmなんですが、なにか旧帝国陸軍の95式より強そうです(笑)。
……まぁ、量産の遅れで数が揃った時には旧式化というのは似てるというかなんというか……。
ともかく、作るぜ!!
【無限軌道】
キャタピラは商品名ですので、ここはあえて日本語で(笑)。
このキット、タミヤから出ていますがその実、車体はイタレリ製だったりします。
そのせいではありませんが無限軌道は一部分割式、曲面に当る部分は一こまづつになっていて、それを接着していく訳なんですが……普通に接着しちゃうと外せなくなって塗装がちょっと面倒。
そこで先に無限軌道を軌道輪や転輪に当る形で接着、その後はめよう……と思ったんですが、思った以上に軌道輪の尖がりが細くて鋭く、後からはハマらなかった。
そこで泣く泣く軌道輪だけは取り外せるようにしてこちらだけ固定するようにしました。
後ハメし易いように二箇所は後で接着します。
【正面上部装甲】
特に問題なく組みあがったのですが、一番気になったのがここ。
正面上部装甲の右側が、なんだか1mmぐらい隙間が出来ています。
前の方の四角く盛り上がっている部分は、本来右側のフェンダーの下を曲げてこの上部装甲にくっつけている折り返しの部分なので、ここに隙間があると本来くっついている筈のパーツが離れている事になりす。
そこで、プラ板を接着して隙間を埋め、折り返しの部分もプラ板で再生。
リベットは切り離しに失敗しまくったので、多少サイズは違いますが車体裏側から切り取って移植しました。 おお、これならOK!
……と思ったんですが、組み上げてしばらくして見返してみると……あれあれ?
正面上部装甲から車体正面装甲に交わる部分が、今度は逆にはみ出してしまいました(泣)。
これは計算ミス……装甲の上側のサイズは正しかった……違っていたのは、側面の方であったかっ!
しかしこの部分、実車では非常に薄いパーツなんだよナァ。
しかもリベットはプラ板を接着した部分からの長さで接着したので、合わない側面を削っても場所がズレてます。
これはもう側面を削りつつ、リベットを打ち直すしかないナァ。
しかし、既に接着しちゃったんだよナァ……外せればいいけど。
【上面の隙間】
実車の写真見てたら、上面の隙間が気になってきました。
というか、リベット撃ちの方向を見たら、上面装甲は一枚板の面一で、横からリベットを撃って固定していると思われます。
で、隙間を光硬化パテで埋めました。
写真ではまだ削ってませんが、今は削り終えています。
隙間がまだあると折角の工程が無駄になるので、次はときパテで執拗に隙間をなくしてやろうと思います。
そんな訳で今回はこの辺まで。 今はターレット周りを組み上げているとこ。
……全然進んでないように見えるけど、これで二日かかってます。
腰痛で休みながらだとなかなか進みません、むしろ細かい無限軌道の辺りなんて猫背になってたら背中も痛くなり。
天気の変動や長期間座ってても腰が痛くならないからだが欲しい……(泣)。
2011.09.30 そのリベット、省略につき
ここ数日は苦痛の日々でした。
家の改装で荷物を移動させ巻くって腰が痛かったり、水回りが使えず飯が作れず弁当生活だったり、外の水道で洗面や歯磨きをしなきゃいけなかったり、歯の治療で痛かったり飯が喰えなくなったり、そして雨&気温低下で腰痛い腰痛……。
そんなこんなでなかなかプラモ作れないし、塗装やシンナーすら使えない日々……今日当たり全てが終わりそうなので、週末はようやくプラモが……と思ったら週末は天気悪いとか(泣)。
……これはもう、「はやぶさ」を見に行くしかないか……川口先生や的川先生に劇似だとか(笑)。
そんな中でちょいと進んだL6/40、工作工程は終了し、形は完成です。
【砲塔のリベット打ち】
特に問題ないよな〜……と作っていて、別な場所の確認に付属の写真集見たら……無い、全然足りないよりベットが!
特に正面の左右、ああ、ここは抜きの関係上、作れなかったのか……とは思いますが、無いと気が付いてしまうと非常に変!
しかも正面からバッチり見えて目立つ場所のリベットが無いのです!
写真で言うターレットの正面の方が生えている面の隣の上下装甲、そこにはまるで無かったので、サイズを考えてそれっぽい太さにランナーを火で炙って伸ばしたランナーを適当に切ってくっつけました。
ちなみに、前回問題だった正面の装甲は何とか外して削りました。
【完成】
と言う訳で組み立て完成。
問題は例の正面装甲の隙間と、砲塔のリベットが無いぐらい。
あとマフラーの口を薄く削ったぐらい、ここは2パーツ張り合わせで合わせ目とか酷いので。
さて、次は塗装かな?
まずはサフ吹いて隙間とか無いかチェックしないと……ようやく家の改装も終わって、シンナー使える状態になったからな。
といいつつ、今はフィギュアを作ってます。
砲塔の後ろのハッチに座らせようかと思って。
結構削らないと入れない……軽戦車だけはあるなぁ。