『MSJ−06II−C/B“ティエレン高機動B型”』   [HGUC:1/144]
[製作記]

MSJ-06II-C/B “ティエレン高機動B型”

 つー訳で、なんちゃってティエレン高機動B型”の情景が完成!
 寝不足と過労と迫り来る締め切りと雪囲い等で、ほとばしる熱い情熱が漏れまくり、近年稀に見る完成度になりました!
 もちろん“俺的に”ですが!!
 まぁいろいろ説明もしますが、先ずこれを見ていただきたい!

爆発しかける戦車の向こうに立つ巨大な存在、ティエレン。 その視線は憐れな犠牲者には既に無く、新たな標的を探す。
 
 これが一番お気に入りのショット!
 朦朧としつつもやりまくったウェザリングが写真を通すと凄くそれっぽく見えます。
 作りたかったイメージが全て、ここに集約されているといっても過言ではありません。
 こーゆー情景を作りたかったので、素晴らしく満足行ってます……まぁこの写真の中でも手を抜いた部分や失敗した部分が散在しているんですがね。

 もいっちょ!

シールドのカーボンブージをぶっ刺し瞬間浮き上がる戦車。 こいつは死んだ。次の敵に回転式多砲身機関砲を向ける。
 
 これもなかなかいい感じに撮れた。
 戦車を絡めた写真を撮ったのが一番この情景……重武装したティエレンの無敵っプリを表現したかったというイメージを実現できたな、と。
 こうして見るとドライブラシやウェザリングしきれていない部分があったり、適当だったり汚かったりと悪い部分も多いんですが、でもまぁこれを作れたからは十分満足だな、と。
 
 以下色々と細かい点とかを。
 ティエレン自体は、脚部のホバーユニットを作っただけでほぼ手を入れていません。
 ……まぁ、ホバーユニットを作っただけと簡単に言いますが、半分以上はこれ作ってましたからね…プラ素材で大まかな形を作って、間の曲面をエポパテで繋げたと言った感じで。
 設定画自体に色々矛盾があったり、二次元と三次元の差とか、キットと形や大きさが違うやん!って言う所も多く、結局はなんちゃって高機動B型……と言わざるを得ない出来になっちゃいましたが(汗)。
 後はせいぜい後ハメ用に脚の軸を切って跡でつけたり、オレンジ色の部分を切り離したりしただけ。
 そうそう、今考えると私のやった軸部分の切断後ハメ悪手の極みでした(泣)。
 ぶっちゃけ、軸を切る必要は何一つありません!
 軸と軸のある半円のパーツはそのまま、もう一つの半円のパーツ方を根元から切るだけでOKでした!
 関節パーツを軸にはめた後に接続するだけですからね……最終的には接着してしまえばいいんですから。
 ……気付けよ自分。orz
 まぁそんな感じで、ティエレンは元のデザインがいいので模型も決まる…と言う事になります。
 その上で、俺の芸風とも言える 装備をたっぷり盛り付ける でシルエットを多少変更、イメージを強化してあります。
 右腕の回転式多砲身機関砲以外は全体に下へ斜めのラインを引いてあり、ティエレン高機動B型の安定性を表現しつつ、それを打ち破る右腕の回転式多砲身機関砲の水平のラインが異質さと武器の強力さをアピールしてます。
 あとは正面から見た時、ティエレン頭、右脚、左脚の頂点方向でメインであるティエレンを三角形のシルエットに安定させ、そこから右腕、左腕、左肩のカーボンチャンピタオでそれを内包する一回り大きな三角形で囲み、安定的なシルエットのティエレンに躍動感を印象つけました。
 その上でティエレン、戦車、戦車で全体的な構成の三角形を作り、この情景の完成とします。
 それら全ての三角形は底面が下方向、頂点が上方向に来る事で全体的な安定性を印象付けつつも、状況はまさに戦闘中であるというその前提を覆す事で、爆発しかけている戦車、カーボンブージで貫かれている戦車を強化し、最終的にはティエレン高機動B型の強さを盛り上げるように演出されております。
 いや、本当にそこまで考えていたかと言われると微妙ですが(汗)。
 しかしある程度は考えて(思いついて)やったことです、一番上にある画像のイメージをやりたくて……と言うのは本当ですから。
 装備や本体の詳細……の前に、影の主役である戦車を。
 戦車、ワールド・タンク・ミュージアムの第6弾、T−80Uを2台チョイスです。
 ティエレンは人革連、ロシアとチャイナ辺りの複合国家なので、ロシア製の戦車はどうかと言う気もしますが……それを言うなら、西暦2300年にこんな戦車があるのかと言う事で(汗)。
 確かに、本来はエイブラムスかレオパルド2を使えばぴったりだったかも知れません。
 と言うか、時間さえあれば、90式戦車に増加装甲つけた90式改にして使うつもりもあったんですがね。
 なにせWTMの第6弾はあまり買い込んでませんでしたので、しかも色じゃなくて戦車だけを1種類づつ、しか持って無かったのですよ……安い時に飼い込んで置けばよかったかなぁ。
 しかし、90式戦車の在庫は大量にありました……なにせWTM第4弾の他にも、大戦略(WTMの90式とコブラのみの先行販売品)や陸上自衛隊装備大全等、大量に入り込んでますからね……。
 とは言え、小改造した上で塗装する時間も無く、そのまま何かを使うことに。
 そうなると……イメージ的に砂漠の戦闘で戦う戦車と言うと、私的に砲塔が丸くて平べったいT−80に決まり!
 ……が!
 私が持っているのは1つのみ、周囲の食玩を売っていた店も次々となくなった現場で探すのは大変です、さらに既に締め切りは目前と迫っております!
 それでもっ、それらがある店が集中している場所で探索を決行!
 売ってなかったり、エロフィギュアしかなかったり、WTMはなかったり……。
 時間も無く、結局なんの収穫も無く帰ってきました……これはもう、違う2種類の戦車を使うか、90式改に改造して塗装までするか……と諦め、WTMを閉まっている箱を開けて90式を探しますと……あれ?
 もう1台T−80U持ってました(笑)。
 うはっ、何たる事か(笑笑)。
 何か予感でもしてもう1台買ってたんですかね?(大笑)
 もうね、『店を漁るより在庫を漁れ』って感じで(爆笑)。
 塗装が単一と3色迷彩ですがまぁそれはそれ、砂漠の近くに緑のある部分があって、こういう事もある……と言う事にしておきましょう、つーかしておいて。
 どっちにしろ、貴重な時間をこれにより稼ぐことができたのでありました……90式改にしようとしたら、間に合って無かったかも……(汗)。
 
 左の爆発戦車の爆発エフェクトは、この前言った通りアクティック・ギア(ボトムズの1/48の半完成品)のAG-VTM03のケイオススペースという商品についてきたもの。
 積んでいたアクティックギアの箱が崩れ、それを積み直していた所目に入り、これだ! と……まさしく神がかり的な啓示を受けるかのように使用を決定。
 もうちょっともふもふしていたとのをターレットが納まるように一部を切り、いい感じに収まるように調整。
 で、色を付けたのですが……元がちょっと灰色という事もあってか、非常に発色が悪い!悪過ぎる!!
 塗る部分を白く塗りつぶしてから赤く塗っても爆発に見えない、ちょっとキモイって感じの赤さ!!
 これは……どうしようかと悩む事数秒、試しにクリアーオレンジ吹いて見る事にしました。
 ……何故そういう事を思ったのかは不明、もしかしたらどっかの記事やなんかで、爆発炎にはクリアーオレンジが最適……とでも読んだんでしょうか、それともこれも天の啓示!?
 疲労と寝不足の極致にあると、奇跡とか神秘とか火事場のクソ力とか眠っていた能力が開花するとか……?
 ともかく見るからに良くなったのでこれで仕上げ、艶ありクリアーでコーティングし、真ちゅう線でベースと車体とこれとターレットを繋げ、固定しました。
 
 右の刺され戦車はカーボンブージが刺さる部分を切り抜いてやりつつ、砲身が上を向くようにポーズを付け、刺さった周囲はめり込んで後部が浮き上がるようにポーズをつけてこれも真ちゅう線で固定。
 最後までこの角度の調整に手間取ったよなァ……。
 
【回転式多砲身機関砲】
 このティエレンのメイン武器ともいえる回転式多砲身機関砲は、6つの砲身を束ねて外部動力で回転させながら装填、射撃、排莢する事で著しい連射性能を持つ武器であり、それによる弾の集中着弾による命中度と破壊効果は同レベルの大きさの武器の中ではトップクラスを誇る武器でもある。
 しかし一般に回転式多砲身機関砲は、その連射性能故に大食いで、複雑な機構ゆえ故障も多いなどのデメリットもあるが、35mmと言われる口径でも他陣営のMSに比べて重装甲であるティエレンと言えども着弾する度に装甲を抉り、削られ、最後には内部へ貫通して破壊されるであろうその威力には絶大な物があった。
 故障等には工作精度を高め、必要な部分には新素材を使うことでそのリスクを激減させ、消費する弾丸の多さにはそれ以上の弾を携帯すると言う方法で対応した。
 それ故に後部腰アーマーのラッチに大型の弾丸BOXを装備、弾数も10万発を携帯しているとも言われ、その重量だけで数十トンあり、ホバー移動を行う高機動B型でなければ移動すらままならなかったであろう。
 
 ティエレンのメイン武器“回転式多砲身機関砲”……いやガトリング砲って言ってもいいんですがね、感じにすると強そうで(笑)。
 砲身の6砲身をまとめる丸いパーツはMSGのガトリングの10mmの大きさのを2セット使い、砲身は2mmの真ちゅう線を6本と激しく重くなってますが、プラ棒じゃこの精度は出ないんだ! って感じで無理矢理作りました。
 もちろん重さに耐え切れないので、関節は固定してあります(笑)。
 基部はプラ棒の積層、弾装はHGUCのゼク・アインのを流用、穴空けるだけでティエレンの後ろ腰のフックに引っ掛けられますが、きちんと瞬着で固定しています。
 給弾ベルトはタミヤのM3軽戦車のキャタピラ、弾力性が強く、普通には接着できないので、細い真ちゅう線をぎりぎり通し、穴を空けてブッ刺し、なおかつ瞬着で固定。
 弾装は使用後投棄するので毎回新しいと考え汚しは控えめ、回転式多砲身機関砲も艶ありのブラックのみ、砲身の先と中辺りをちょっとドライブラシした程度。
 これはこの回転式多砲身機関砲がメイン武器で強いぜ!という事を表現する為にやった事で、黒光りする長物をどっかと構えている違和感さに、この武器が強そうだと言うイメージを持ってもらおうとしたのです。
 決して、ウェザリングとかドライブラシが面倒なのじゃなく(笑)。
 やるなら砲身もガンメタルに塗って、焼け表現をこんがり狐色にしてやりたいところですが……艶る黒一色の違和感、というイメージに支配されまして……。
 後本当は、銃身の周囲にガードをつけてやるつもりだったんですが……この質量感とかを見え難くするのがもったいなくなって中止。
 いやだから、手間が掛かる工程を省略した、と言う訳では決して無い訳で……(笑)。
 今思うと、塗装前の真ちゅう線とプラ素材の撮っておけば良かった……俺的に凄く気に入って、色すら塗りたくなかったんだよなァ。
 なんにせよ、銃口辺りが市販パーツなので精度は間違い無し(笑)。
 
【左:長距離自立誘導型対地対空ミサイルポッド】
 ティエレンのバックパック左側に装備されている大型ミサイルのポッドであり、このクラスでは二連装となっている。
 このミサイルは高高度を高速で進入する飛行物体や、数十キロ離れた目標に対して使用する。
 目標を捉えて指定した発射した後は、このミサイル自身が電波、赤外線、TVカメラ、ターゲットプロップ等の複数種類の方法で搭載されたコンピュータが判断して自己誘導し、目標に確実に命中する。
 また目標の迎撃手段に対して回避行動を取り、欺瞞用のチャフやフレアも装備、さらに攻撃用の機関砲まで装備され、障害を排除した上で目標に命中する。
 これらの装備はミサイルとしてはあまりに高額な為、目標が自分よりもあまりに自分よりも低額と搭載コンピュータ判断した場合、機関砲の攻撃によりこれを破壊し、より高額な目標へ攻撃する機能もあったと言う。
 
 こっちが左側の装備……ちょっとピンボケなのは許して。
 MSGのミサイルポッド改造し、グリップ部分を接続の支柱にしつつ、市販のパーツでデコレート。
 支柱の穴は2mm→1.5mm→1.3mm→1mm→0.8mmとだんだん小さくしていってあります……何気にこれが一番手間が掛かっていたり(笑)。
 ミサイルのハッチは白く塗ろうと思ってたんですが、諸般の事情できちんと塗れませんでした……。
 
【右:カーボンチャンピンタオホルダー】
 ティエレンの左側には、板状のシールド兼、カーボンチャンピンタオを4本収納するホルダーとなっている。
 カーボンチャンピンタオは、このティエレンが“回転式多砲身機関砲”を装備し、その弾装を後部腰のホルダーに装備し、本来のティエレンの格闘装備であるカーボンブレイドが装備できない事から装備された武装であり、高額なカーボン部分を穂先のみにし、柄の部分はさほど高価な材料を使わなかった為にカーボンブレイドの1/3程の価格に抑えられた。
 これはカーボンスピアよりは短く取り回しが効き、カーボンブレイドよりレンジがある為、高機動の高機動B型が扱うには丁度いいとされ、カーボンチャンピンタオを構えてのチャージは同クラスのティエレンの装甲おも貫けるとして、高機動B型のチャージは戦術機動に正式に登録された程である。
 しかし、カーボンチャンピンタオはいいとして、結局それをどこに装備するかは問題になった。
 この部隊では肩部のシールドを両膝部分に装備して膝関節を防御していた為、肩部が丸々空いており、前線で鋼板を組み合わせた簡易シールドを装備していた。
 そこでここの左側を板状にし、そこにカーボンチャンピンタオを装備できる専用のホルダーを作りつけたのである。
 そこにカーボンチャンピンタオは後ろ側に向かうに下が広がるような角度でホールドされ、取り出しやすいように考えられていた。
 空きスペースにはスモークディスチャージャーも装備され、部隊では好評であったと言う。
 
 カーボンチャンピンタオ自体がはっきり見える画像が無い(汗)。
 まぁいつも通り、2mmプラ板をそれっぽく切って削って形状を出し、プラ棒やパイプで柄をつけ、先っちょは3mmプラ丸棒を尖らして接着。
 ホルダーもプラ板等の素材の組み合わせです。
 もうちょっと柄の部分に墨入れとかウェザリングとか強く入れてやればよかったかなぁ。
 消耗品ですし、先端の刃の部分はカーボンなので艶ありでやっているので少なめにしたんですが。
 四つホルダーはありますが本既に使っているので3本のみホールドされてあります…一番前側のホルダーが空いているのがチャームポイント……4本作るのが面倒と言うわけではありません、ストーリィ性の演出です(笑)。
 本来、柄が少しづつ角度が開いている筈なんですが、入れる場所を間違えていたようです……(泣)。
 つか、本体色を間違えています…ドライブラシとウェザリングも忘れてますし……まぁ、ここは新規に作ったので傷とか少ない、という事で(汗)。
【左:脚部[シールド&ホバーユニット]】
 ティエレン高機動型は飛行型とも呼ばれ、120t以上あるティエレンを大規模な推力で飛行させ、飛行する事によりティエレンの機動力を向上させたものである。
 だがそれでは機体単価が高騰になり、高機動性がコストにより相殺されてしまったのである。
 ちなみに“機動性”“運動性”は、日本語では混同されていて意味が判り難くなっているので注意されたい。
 “機動性”とは英語で言う『Mobility』で、『様々な場所に移動し、部隊を展開できる性能の事』であり、巡航速度や、航続距離、補給の容易さ等が重要になり、あくまで個々の運動性が高い事を言うものではなく、小回りが利き、ひらひらと攻撃を回避できる運動性が高い事は高機動と言う言葉には当てはまらないのだ。
 それらはあくまで“運動性”であり、英語で言う『Maneuverability』で、『巧みに操る、操縦性が良い、回避性能が高い、運動性能が高い』事を指すのである。
 かつては同じようにごっちゃにされ、辞書にも同様の混在が表記されているが、最近の軍事用語ではかなり意識して使い分けが行われており、00ガンダムの世界のMS(Mobile Suit)も『機動兵器』と言う意味を多分に含んであると思われ、ティエレンのような運動性が決して高くは無い兵器でもMSと言えるのであろう。
 ただし、機動性と運動性は両立することが可能(例えば零式艦上戦闘機やMS−06R等)なので、混同されるのも仕方ないのかもしれない。
 話は逸れたが、本来移動速度の遅いティエレンを、飛行という方法で部隊を高速に展開できるのであれば、それは高機動型と言っても差し支えないであろう。
 このティエレン高機動B型は、飛行によらないMSの展開の高速化を、ホバー移動と言う方法でクリアしており、通常のティエレンの移動、運送速度を考えれば高機動型に速度は劣るとは言え、十分高機動だと言えよう。
 脚部の左右に空気取り入れ口を設け、これを圧縮、足裏後面からエアクッション効果を十分引き出せるフレア状の内部に噴出することで、ホバー移動を可能としてある。
 高圧力のコンプレッサーを両足に装備する事で、恐らく200tクラスのホバー能力を持つと考えられ、これまで以上の装備と装甲をティエレンにもたらす事が可能となっているであろう。
 特に注目するのはホバー移動という、ある意味枯れた技術を最大限に応用する所にあろう…動作原理も十分手垢が付き、構造も新素材などが利用されているとしても単純な物であり、整備、修理もコストが安く、通常型のティエレンにもホバーユニットを装着するだけで高機動B型に換装できるのである。
 また、その構造上脚部の膝関節はガードせねばならず、この部隊では大型のシールドを片方だけではなく、肩部のシールドを両膝に装備する事で、両膝を最低限守るようになっている。
 シールドの取り付け部は膝の可動と連動し、最適な角度で膝関節の露出をガードするのである。
 
 うんちくが長くなりましたが、モデル自体は特に語るところがありません(笑)。
 しかし、この部分は今写真で見るとウェザリングが非常にうまく行っている、奇跡の部分でもあります(笑)。
 
【右:シールド&カーボンブージ】
 “回転式多砲身機関砲”は重い武器である。
 その為、カウンターウェイトを左手に持たなければ、重量バランスが左右に均等にならず、高機動B型ティエレンはホバー移動できない…危険なのだ。
 通常型のティエレンのシールドを左腕に装備したが、それでもまだ回転式多砲身機関砲は重かった。
 そこで追加装甲を貼り付けたりしたが、まだいくらか余裕があったので、回転式多砲身機関砲の弾装でカーボンブレイドを装備できないティエレンに格闘能力を持たせるべく考案されたのがカーボンブージだ。
 これは、2つに分けたカーボンブレイドを打ち出し式のシリンダ構造に装備する事で使用する構想で、シリンダ構造は電磁式とされ、相手に接触された状態で打ち出して目標を破壊する装備である。
 電磁式シリンダはシールド等での間に装備され、位置的にシールドの途中から生えるような構造とならざるを得なかったが、ティエレンを十分貫くことが可能であった。
 このシリンダは電磁式なので再利用も可能、キャパシタに十分な電力をチャージする必要があるので連射ができないので、2連装とされたのである。
 そのままでも使用でき、また射程は短い物のそのまま射出を行う事もできる。
 
 はい、ベルゼルガの真似です(笑)。
 実際は後部腰ラッチが弾装で潰れるのでカーボンブレイドを装備できず、格闘武器をどうしようか…と思いついたのがこれ。
 どっちにしろシールドは左腕に装備しようと思ってたしな!
 ウェザリングもそれなりにうまく行ったし、満足であります……ザクに持たせても良さそう(笑)。



 と言う訳で、これが俺の作った“ティエレン高機動B型”でした!

 そうそう、また言いますが……
 この作品は、札幌ポストホビーに展示されています!
 興味があって脚を運べる人は是非足をお運びください……そしてなんか買うと、お店の方々からありがたがれます(笑)。
 その際には是非、ベースを下から覗いて見ましょう……時計の文字盤が見える筈です!(笑)



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