タイトル:『RGM−79h:空挺部隊仕様』
スケール:1/144
解説:
 前回のG×Gでは、既に完成済みの『MS−15Ab:高機動っぽい量産型ギャン』であったので、今回は新作を…と燃えているこの俺ではある!
 レギュレーションもGMだしな!
 …しかし、GMはいいがどうしてくれようかと悩むことしばし…っつーか改造しないと気が済まないのか、俺!
 しばらく考え悩み、ついにいい考えが降りてくる…今回のエントリーは『RGM−79h:空挺部隊仕様』!!

 空中機動MS部隊用にカスタムされたGM。
 エアボーン(ヘリボーン)作戦や緊急展開に、主に低空から進入・降下・展開・制圧等に使われる。
 高高度からのパラシュート降下はせず、主に3000m以下の高度から降下する為、パラシュートは装備していない(開く前に地上に激突する)。
 数日間の継続戦闘能力を持ち、緊急展開等の任務にもつく。
 戦後、ジオン軍よりドダイYSを接収し導入され、この部隊に補給を行う補給用ドダイも開発された。
 対空火器に弱いと言う欠点があるが、戦後のゲリラ化したジオン軍残党との戦いにはその緊急展開可能な装備と、低空から進入/制圧できる能力、そしてジオン残党軍の貧弱な対空能力から重宝された。
 降下時の着地を安全な物とする為、バックパックはもちろん本来BSのあるべき部分も降下用の脱着式姿勢安定用バーニャを装備、BSは背中に移動した。
 他にも脚部に切り離し可能な噴射用装置とプロペラントタンクが装備され、これらにより高度3000m以下での降下は安全とされた。
 それでも強度に不安の残る部分は強化、頭部は特にカメラアイ保護用のバーも追加され、これらの改装で総合的な耐久力も上昇し、継続戦闘能力も上昇した。
 問題はシールドであり、ドダイ搭乗時は安定の為に最低片腕はフックを掴まなければならなかったが、そうするとシールドの装備が不可能になってしまう…シールドの有効性は立証されていた為、これを外すことも出来ずかといって搭乗時はドダイ側に置いておくと、飛行時は使用できない上に降下時に余計な手間を取ってしまう。
 これを解消するアイディアは、身近な敵に合った…ザクである。
 このRGM−79hは、シールドを加工して左肩に装備したのだ。
 これによりドダイ搭乗時もフックを掴んだままシールドを装備し、降下時も自由に左手とシールドを使用できるとパイロットにもそれなりに好評であった…。
 
 という、俺設定を妄想して作業開始…つーかこの時点で締め切りまで20日…大丈夫か!?
 改装点は以下の通り。
・頭部:
 クリアパーツの後ハメ加工。
 そのままじゃ面白味に欠けるので、GMキャノン風にディティールアップ…当然耳の丸いのも。
 あと、バーを付けてアメフト風にするというのもいいかもしんない。
・首部:
 ボールジョイントにした上引き出し式にして上を向けるように可動範囲増やす。
・バックパック:
 BSを削除、降下用の噴射機を付け、バックパックのバーニャも4機に増設。
・両肩:
 肩にハードポイントのような物をつける。
・シールド:
 右肩にザクシールドを装着…ザクがGMシールドを持ったことなら良くあるが、その逆は珍しいのでは?
 当然十字マークも入れて!
・腹部:
 胸と腹を後ハメ加工に。
 ついでに腹部に増加装甲つけたいな。
・腰:
 腰アーマーを左右分割…さらに大型化。
 膝上ちょいまで積載装甲みたく作りたいなぁ。
・脚部:
 切り離し可能な噴射用装置とプロペラントタンクを増設。
・足首:
 シリンダをディティールアップ。
 あと足周りを装甲増加風に。
・武器:
 なんか長物作りたいなぁ…。

 さらに
・ディスプレイ台代わりに、ドダイYS(連邦接収型)を作ろうと画策…大丈夫か!?

 で、まず本体を組み上げねば…。
 …しかしHGUCシリーズは出来がいいねぇ…改造点以外にほとんど手を加えるところが無い。
 一応、足首のシリンダを、よりそれっポイ用にディティールアップしたことと、ドダイに乗った時(出来るのか!?)のことを考え、首に上を向けられるような関節を追加…それと同時に頭の中もくりぬき、クリアパーツを後ハメできるように。

<03/17>
 迫る締め切り、ゲームに逃避している場合ではないぞ、俺!!
 そうでなくとも完成一歩手前のMS-06Lほったらかしにしているというのに……。
 頭部にごてごてとそれっぽく加工…まぁ、元のGMのシルエットは崩せたからイイか…。
 腰アーマーは分割…サイドから増加アーマーっぽくしたいなぁ。
 脚部の噴射用装置は、涙を飲んでMSVのFAガソダムのスねパーツを切り刻んで装着。
 …なんか文にまとめるとこれしかやってないなぁ…結構いい時間ちまちまやっていたんだが…。
 次は脚部の噴射用装置の仕上げと、腰部アーマー、肩のラッチとザクシールド(連邦版)だ!
画像掲載…予定…だって眠かったんだモノ。

<03/20〜21>
 肩のラッチと、脚部の噴射用装置を作りこむ…後はコマイ傷とか埋めてやれば良しな状態まで進む。
 …あれ、2日かけてここぐらい?
 他にもチョコチョコと手を出してはいたが…いかん、このままでは間に合わん…!
 俺的に塗装が苦手であるからして…それに時間をかけなければならないと言うのに!!
『手早く急いで正確に!』を実行するのだ!

相変わらず写真が悪い…近くはピントが合わないねぇ…。
しかしこうして見ると足が短めだなぁ…今から伸ばすのもアレだし…日本人体型としておこう。


<03/30>
 締め切りを勘違いで明日だと思っていたこの俺!
 気が付くと残り4時間!!
 急ぎ塗装に入る…色毎にパーツ分割がほぼなされているために、パーツごとにバラしてやれば全部単一の色毎に塗ることが出来る。
 あーでもないこーでもないと気に入った色を作ること十数分、びみょ〜な青が種類できる。
 家まで送る時間が無いので家にいる十左に、「室内で空気入れ使う人始めて見た」と言われながらも、空気入れに必死コイて空気を入れれば準備完了!
 塗料が詰まるアクシデントを何度も繰り返しながら塗装は進む。
 乾燥時間を短縮する為、ストーブの前にパーツを置いておく…水性カラーはこんなとき便利だねぇ。
 と、塗ること2時間ほど…全ての塗装&乾燥完了!!
 時間は…日付変更まで30分、もらったぁ!!!
 後は組み立てて写真を撮って……あれ!?
 何でうまくはまらないんだ…皮膜のせいでもあるまいに…って、あぁっ!!

とっ…溶けてるぅっ!!!
頭部のカメラの辺りが見事に…接着面が弱いらしい…。
他にもポリキャップ隠しのパーツとか、オレンジのバーニャとか、ビームガンのタンクの部分とか…
薄いところが弱いらしい…。

 …はっ! しばし呆然と……。
 BBSに行き、泣き言を書いてちょっとしてから又見ると、 今回の会場のHP管理人のショウ山田さんが『明日までなら…』との温かいお言葉を…。
 とりあえず十左を送ってフテ寝。

<03/31>
 それにしてもどうしよう…エポパテとかで直すとなるとことだし…こうなったら移植しかないか…。
 そう言えば『連邦のゴブリン:GMライトアーマー最適化型』の母体にしたGMカスタムの頭部が有るはず…そうだ、熱で溶けた部分を切り飛ばして、こっちのを移植するのだァ!
 その部分だけ色を変えれば、ちょっとしたアクセントにもなるし…それ以外の場所はそのまま使えるという事がいいっ!!
 早速作業開始…ずびゃ!!
 と、朝一番から左手の親指を切る…ここに傷があると、パーツを保持できないし触っていると下手すりゃ血が付いてしまうし…しょっぱなからダメダメムード万点である。
 全て現物合わせで間に合わせ、合わせて削って合わせて削ってを繰り返す…失敗しても予備も時間も何も無いのだ!!
 悪戦苦闘して色を塗り終わり、まぁ何とかごまかす。

相変わらず写真が悪い…近くはピントが合わないねぇ…フラッシュ炊くと真っ白になるし…。
判りにくいがと比べるとそれとなく何とか…ビームガンの後ろは直してなかったけどな…。

 では、完成品をとくとご覧ください!!
 



空挺GMフルセット(笑)。
脚部の噴射用装置とプロペラントタンク(あ、タンク入ってない)を取り外し、
MG、BR等の装備も運用可能。
左手に持っているのは、狙撃用BRであるが、今回は未完成に終わった。


関節はGMと同じように可動、腰と首はボールジョイントにしたので可動範囲は広がっています。
…この辺はドダイに乗ったときを考えてのことだったんだがなぁ……。
BPのバーニャも関節2つ有って自由に稼動します…。
顔の衝突バーが情けない顔になって良し(笑)。
マーキングも付けたかったけど…時間無いとおかしくなりそうで止め。
腰の後ろにBSを2本、横置きに装備していますが…腕を後ろに振るとぶつかって邪魔(笑)。
一応ザクシールドの裏側にもプラ板張ってMGザクの裏みながら作ってみた。
表側の連邦十字は複製しました。


 そんなこんなでドダイは工期40%で放置された…。
 俺的狙撃用高収束BRも完成できなかった…これらは後に完成させよう…。

 そんなこんなで結局1月ぐらいで完成…大回転で作ったので粗も目立つし…なにより関節隠しが曲がったりしたので可動も悪くなったりぐらぐらになったり…。
 …なんとなくクイが残るなぁ…暇見つけて手直ししたい…でもパーツが歪んでるから部品請求かぁ……。


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