・製作
前回の艦船ちゃん大会で、陸上巡洋艦を作るのにキャタピラ部分を切り取って胴体のみのマゼラベースがあったので作り出した一品その2…実は同じようにアッグの脚部分も余っていたので、残ったパーツの絶対合体で別作品完成を狙った有る意味地球に優しいリサイクル作品(笑)。
前脚はアッグの足に同じように余っていたドムトローペンの吸気部分を付け、後脚はタンクのディティールパーツを加工…やはりサイドにドムトローペンの吸気部分をつけました。
後は後部にFGザクのバックパックで推進部分をつけて完成。
…実は後脚と後部の部分は回転します(写真3番目)。
どって事無いギミックとも言えないような物ですが。これを現実のものにする為には前足だけで立たなければいけません…しかし既に前足は接着してしまい、隙間も無いのでどうにもならないです。
…で、目立たない後ろ部分に穴を空けて重りをいろいろ詰めてその上固定にレジンを流し込むと言う暴挙に…その後ディテールに見えるようにエバ社のモードつきプラ板を貼り付けました…意味もなく苦労(笑)。
塗装は多脚マゼラと余り変わりませんが、ちょっとだけ手馴れてきました(笑)。
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【ホバーマゼラ】
・設定
マゼラアタックは戦車としてMSをサポートする働きは十二分に果たしたといえよう。
そして当然、それ以上を望む声が有るのは仕方が無いことであった。
戦争中期後半の各種兵器のパワーアップ案の中に、マゼラアタックの強化が盛り込まれた中の一つがマゼラアタックの高速ホバー化であった。
これは局地専用重MS、MS?09ドムの成功があったといわれている。
しかし、早速行なわれたホバー試験では、マゼラのホバー化は難しいという結論が出た…搭載されるジェネレータの出力では、予定の数値を出せなかったのだ。
そこで程なくして、マゼラベースの車体内にホバー装置を搭載するのではなく、外部ユニットとして接続する案が考案された。
この利点はマゼラベース車内に押し込める必要がなくなるので大型のジェネレータを搭載できることにあり、それにより大型のホバー装備を搭載できることに有った。
早速計画は実行に移され、前脚といえる部分はEMS-05アッグの物を流用…より大型の空気取り入れ器とエアクリーナーはMS-09F/Tropを参考に作成された。
後ろ足といえる部分はオリジナルであるが、ある程度スピードが出た場合は空気噴出口を後部にすることでよりスピードに乗れるように可動式とされ、その場合でも空気取入れ口は常に水平を保つようこれも独自で稼動する物となった。
エアー噴出だけではスピードは出ないため、MS-06と同等の推進器も装備され、予定された以上の高速性を発揮することが可能になったのである。
結局、速度の面では要求を満たしたものの、火器の精度という面で逆にその高速性が仇になり、量産化は見送られることとなってしまった…が、その高速性を生かした偵察車両として数機が故障車両から改装された記録が有る。
偵察車両として分散配備された為主な戦果は確認されていないが、包囲されたジオン軍陣地から夜間高速で逃げ去った車両の記録が連邦軍には数件あり、これがホバーマゼラで有ったのではないかと考えられる。
…重装備は無理でも、地上の戦線を戦い抜いた兵士と言う貴重な財産を救出するのに、このホバーマゼラは最大限貢献したといえよう……。
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