タイトル:『MSM−10G:ジュゾック』
スケール:1/144


解説:
 キャルホルニア工房で試作されたMSM-10タイプのうちの一つ。
 メガ粒子砲×8を有するゾックであったが、その強力な火力は全て直射でなければならず、特にジャングルや洞窟内での戦いを強いられるジャブロー攻略戦には、生い茂る木々やジャブロー内での起伏の激しい地形が思わぬ障害になることが問題となった。
 そこで間接砲撃に対応した改造を行われることになったゾックであるが、これに回された開発人員は少なく、思うような開発が出来なかった。
 そこで、開発陣は既存の流用をうまくまとめる方向で開発をスタートさせた。
 …無論、メガ粒子砲×8のゾックの火力に相当する水陸両用で参考になるものといえば…MSM−04G、ジュアッグしかない。
 まず、有っても役に立つのかどうか不明だった腕をジュアッグのものに交換。
 豊富なペイロードを機体から大量の弾薬輸送が可能であり、自弾装填装置も装備され単時間に大量の砲弾を打ち込めるように改造されている。
 これだけでは火力が不足するであろう事から肩部のメガ粒子砲を排除し、サブロックミサイルを搭載した。
 また、近距離防御用に隠し腕も装備される計画もあったが、隠し腕の有無は確認されていない…何せ隠されていますから…。
 更に、この武装だけでは火力が不足とされた為、排除した肩部のメガ粒子砲を腹部内部に搭載…射撃時は腹部をオープンして射撃すると言う方式になり、一種の隠し武装となる。
 また、外部の特徴的であったくちばしを取り外し、より隠密行動可能なように冷却装置を強化する為、ジュアッグの鼻(?)を取り付けるにいたった…当然前後に。
 ハイドロジェットはその為に廃止された肩部のメガ粒子方の下部にその放出口が儲けられることとなる。
 こうして水中からでも強力な間接射撃を行えるようになったジュゾックであったが、ジャブロー潜入作戦が行われないまま終戦になり、他のジャブロー潜入MSと同じ用に満足に運用されること無く終戦を迎えたと言われている。
 未確認の記録では地中海上陸作戦の折に連邦軍地上部隊が猛烈な砲撃を受けたと言うものがあり、当時水中からこのような攻撃が行えるのはジュアッグかジュゾックしかいないので、これらに参戦した可能性があると述べている研究家もいる。


<04/〜21>
 相変わらずこんな設定をでっち上げて製作開始。
 まず、ゾックボディを作業しやすいように分割…上下と肩口で4つに切り分ける。
 そして、脚部だが、各パーツはそれほど形状が悪いものとは思えなかったので、関節部分を脚が長く見えるように移動し、接続はポリキャップのボールジョイントに変更…大河原立ちが出来るゾックというのもめずらしげでいいか。
 腕はジュアッグのものを接続できるようにポリキャップに。
 肩口はミサイルポットを収納すべく開閉式にしようと悪戦苦闘の末、それっぽく…。
 本体との接続どーしよ。
 まだ完成してないギミックもあるし……。

片側しか出来てないのは、いろいろ試しながらのせい。
クリップは、骨組みである胴体内のプラ棒が仮組みだから…ここの接着は最後にしないと作業がやりにくくなってしまう…。
腕は一応2重関節だったりするが、指先(?)もまだ仮組みだし…。
メガ粒子砲が埋められていて、ミサイルベイ・オープンになっているのが判るだろうか…?
この辺のいらんギミックで時間が取られまくっているのは言うまでも無い…。

<04/29>
 ガリガリと作り倒し…片方作って複製と言うわけにも行かんので、同じ事をもう一度繰り返す。
 まぁ、肩のミサイルベイの部分、可動部分が結構めんどいンだが2度目だと楽…ついでに薄く斬ったポリキャップを仕込んで最初の奴より外れにくくなった。
 で、頭部上部と合体!!
 …が、頭部とミサイルベイの隙間が…さてどうするか…。
 とりあえず外見は完成…後ギミックが1箇所と各部の表面処理&塗装だ…塗装はゾッコングと一緒にやるか…。

カーソルを載せるとアクションポーズ(笑)。

 外見的な工作をほぼ終えた状態…元メガ粒子砲は、上を●モールドで塞いで下はインテークっぽくする予定。
 ミサイルベイにミサイルいっぱい詰めるか…片側10個、両方で20個…足りないから複製するか。
 表面処理が大変そうだよなぁ…いっぱいあるし何よりゾックは表面がデカイしな。


<05/〜19>
 色々有って中止していた作業を再開。
 締め切りが20日なったものの、時間が無いのは変わらないので速攻で作る。
 …といっても、工作部分は既に完成しているので色塗りである。
 青く塗って水波紋迷彩にしようと企てる。
 エアタンクとレギュレーター代わりの水抜を繋ぎ、エアーをギリギリまで気圧を下げてホワイトで波紋を……あぁっ!!
 結果的には大失敗。
 1/144としては破格の大きさを持つゾックでも、俺の持っているエアブラシでは小さすぎた…。
 ラインが大きく書かれすぎ、しかもまだ気圧が高く白が飛び散りすぎ!
 まぁ、こんな感じになってしまったので有る……(泣)。

見ての通り……。

 泣きながらもう一度全面塗り直す。
 1色塗りのままだと何か何なので、下面をちょっと濃いブルーで塗り迷彩っぽくしようとやってみる。
 ぎざぎざに切った厚紙を当てて、ボカシッぽくしてみる……何か今一だが俺的にはそれなりに満足しているので良し。
 ミサイルベイ内のミサイルを複製することには、既にレジンが賞味期限切れで失敗。
 結局3mm丸プラ棒を削ってそれっぽく…大きさが不ぞろいだが時間も無いのでそれはそれ!
 クリアを全身に吹きかけてエナメルでモノアイ部分等を塗り、別に黄色く塗ったメガ粒子砲をはめ込んでピンクに塗ったモノアイを両面テープでくっつけて完成!!
 …表面加工や工作等にいろいろと不満があったり、ミサイルハッチと頭部に隙間があったり、脇の下から腕に給弾ベルトを付けようと思っていたのを忘れていたりといろいろあるが、一区切りしないと前に進めないのでここで締めておこう。
 とりあえず完成をご覧ください……。




カーソルを載せるとアクションポーズはもはやお約束か?(笑)。

とりあえず正面…つーか前後対称なので後ろを見せる必要なし、楽と言えば楽だ。
…視点が高すぎて下部に施した迷彩があまり見えない…肩下部のインテークっぽい所がつぶれて見えない…。

  
とりあえず正面と背面の図…つーか前後対称なので後ろを見せる必要あるのだろうか?


フルアタックモード時を上部から撮影…ミサイルが小さすぎて潰れてる……。



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