タイトル:『MS−09F/TROP:レッドデザート血の砂漠隊機
スケール:1/144

解説:
 さて、今回のGXGは『MS−09F/TROP:ドムトローペン』である。
 キットはまだ買ってなかったがいずれ欲しかったから良し、早速購入して(と言って買ったら後日、ヨドバシで¥960円で売ってた…)今回の作戦を練る…。
 今回はあまり本体には手を入れず、局地(砂漠)専用重MSと言うことでそれっポイ改装をチョコチョコして、武器をいっぱいいろいろと作ってあげようと基本方針を固める。
 …そんなことは結局霧散してしまうにも関わらず……。

 さて、どうやってくれようと説明書を見てニヤニヤしながら今回も妄想の風呂敷を広げる…。

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 U.C.0079末期、アフリカ戦線では激戦が続き、ヂヲン軍アフリカ方面軍は撤退に撤退を重ねていた…しかしそれは戦力を宇宙へ戻すと言う、戦略的撤退の意味もまた確かに存在した…。
 後方の宇宙港ではHLVの打ち上げが続き、それを阻止せんと攻撃を続ける連邦軍、そして友軍脱出の時間を稼ごうとするヂヲン軍…両者の戦いは戦線は入り組み、両軍とも突破したりされたり孤立したり突出したりと、混沌とした状況が続いていた…。
 しかし、例え状況が混沌としようとも命令は生きている。
 生き残りの寄せ集めで作られ、その場にいた将校の口頭命令と志願で連邦の阻止行動を行い、所属軍団も無いHLVに乗ることを止めた部隊がいた…その名をレッドデザート血の砂漠隊』
 ゲリラ的にMSを運用し、まともに敵と交戦する事を避け、後方の予備軍や補給所を攻撃して遅滞行動を行ってきた部隊だが、前回の戦いでついに可動MS0となってしまった。
 しかし彼らは、墜落したファットアンクルの中で比較的損傷の少ない『MS−09F/TROP』を発見…これの修理・再生を開始する…。
 途中、連邦に捕まっていた補給部隊を救出し、部隊も本領発揮とばかりに作業に協力し、ついに3機の『MS−09F/TROP』が再生された!
 再生された『MS−09F/TROP』を操り、レッドデザート血の砂漠隊』は最後のHLV打ち上げ迫る基地への敵陣突破を敢行する…救出した補給部隊をHLVに乗せる為に…!
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 さらに隊長と補給部隊にいた女性技術仕官のロマンスもあれば完璧!
隊長:「君達は必ず、宇宙(と書いてソラと読む)へ帰す…!」
 きたきたきたきた!! これだ! これが妄想だ!!
(※『濃爆おたく先生』読んだ直後だったので…妄想暴走中、ダメ妖精が出てます……(笑))

 状況の妄想はこれぐらいにして、MS本体の計画を仮組みしながら考える。
 ……つーか手を加えなくても、素組みでかなり行けてる!
 一応は砂漠という事で関節部のシーリングと、低すぎてゴミばっかり吸うんじゃ無いかと常々思っていた空気取入れ口を膝の下ぐらいにする。
 これはこれで被弾率が上がってしまうような気もするが、隊長が「正面から敵弾を喰らうほどボンクラじゃねェよ。」と言うのでOK!
 後は…もうちょっと肩の位置を上にずらすぐらいかな…頭を下げるのもいいが、肩を上げることで同じような効果が得られるだろう…。
 そして、俺的にやっておきたい工作の一つが『左胸のビーム口(?)を塞ぐ』事だァっ!
 トローペンには装甲強化の為ビーム砲省略と言う記述が多いのに、なぜか穴が開いている…装備して無いならそれっポイ穴の残すな!!
 それぐらいで作っておいて武器!
 トローペンの肩の出っ張りは俺的に武装ラッチと断定!
 だったらいろいろと武装してやらねばかわいそうではないか…今回はいっぱい武器を作るのだぁっ!!
 そうそう、どうせならスカート各部にもポリキャップ埋め込んだラッチを作っておけば、いろいろ出来るじゃないか!

《俺的武器製作計画》
グロウスバイスMS−09F/Gbのブースター付き超大型ヒートサーベル
スマートガンつーか大型マシンガンのこと…弾装はゼクアインのを流用しよう
ラケーテン・バズまぁ、標準装備だし…ただし、弾装を伸ばそう…
スモークディスチャージャー戦車のパーツから流用も出来そう
3連装対空ガトリング百式陸戦の肩につけられる奴みたいなの
ミサイルポットザクのフットミサイルを2つ合わせた物…元ネタはG−Vのミサイル
ジャイアント・バズドムといったらやっぱこれだよなぁ…弾装供用にしてみたら面白いかな?
ショート・バズドムUのラケーテン・バス、ドムトロの半分しか無いので名前変更(笑)
クラブケンプファーよりでかい…きっとケンプファーのは30で、ドムトロのは90なんだろう(笑)
ミサイルチューブMS−06Lで作った奴の改良版をマウント可能に
ヒート剣どこでも装備可能になったら面白いだろう
MMP80付属してるからな
ショットガンケンプファーのを流用
グレネードランチャー『迷彩君』で出ていたショットガンタイプの物…趣味で作ってみたい
グレネードやっぱり使うかな…と
 う〜ん、こんなに作れるかどうか(笑)…まぁ、やるだけやるか。

 …で、ある日ある時ふと比較用にドムUを仮組みしたトローペンの横に並べてみる。
 ……………細……………!?
 単体で見ると何の違和感も無いが…ドムUを並べてみると…上半身のボリュームが……。
 ……………はっ!!!
 気が付くと上半身をバラバラにしているぅぅぅぅぅぅっ!!!!
 やってしまったことは仕方が無い、直すなり繋げない限り完成しないのだ…。
 結局、4mmの幅増しをするが、中央のハッチや腰との接続棒を避けているので、真ん中ではなく左右で2mmづつということになる。
 …しかしこれでようやく腰回りに見合った上半身と言えよう…上半身の回転は難しくなってしまったが、まぁドムトロなんだからいいか。
 しかし、幅増しだけでは済まなかった…幅を増しただけではのっぺらとした胸部辺りが非常にバランスが悪い!
 そのとき、ふと目に付いたのが発売されていた『MS−06F2』!

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『…破損個所をチェックすると、脱出時にパイロットがコクピットに手投げ弾を放ったのかコクピットは無事ではなく、また肝心のジェネレータも破壊されていた。
 そこでどうせ修理するならばと更に高出力のジェネレーターを搭載することになり、これにより従来のスペースでは収まらなくなってしまったので、装甲増加と供に形状を変更した。
 こうしてレッドデザート血の砂漠隊』機は、MS−06F2やMS−07B3のような胸部装甲を持つにいたったのである。』
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 と、再び妄想が…!
 こうして、プラ板と定規とシャーペンとカッターで、紙に書いた設計図っぽく斬って張って合わせて見たら今一だったのでやり直しの繰り返しを永遠と続けることに……。
 そうして出来上がったのが↓だぁっ!!
 

ようやく出来上がった胸部辺り…なんとなく歪んでいたり左右が違ったりしている気がするが……。
空気取り入れ口を膝下に新造…内部にミニ四区のメッシュを張っているけど…見えないね。

<06/22〜/30>
 連日の突貫作業でチョコチョコとやっていたので何がどうやっていたのか…。
 とりあえず完成している…後は色つけたティッシュを切って、関節部のシーリングにするだけ。
 …ティッシュってカッターとかでは切りにくいなぁと思いつつ、ちみちみと関節部にティッシュを貼り付けて行く………はっ! 気が付くと締め切りをオーバー!
 焦って写真を撮り、コメントとか付ける……しかし連日の疲労で、既に何を書いているか判らない感じ…とにかく書いて送信ボタンを押す…。
 作っているときは夢中だったが、今見るとなんだなぁ……先ずは完成品をご覧ください。



 それでは、各部をどういじったのか少し解説を…。
【頭部】

 角付ける…それだけ。
 内部を作りこむと言う手もあったけれど手抜きしたもんで…。
 モノアイは今回はシールです…いや、俺的にドムは球状のモノアイじゃなくて、平べったい物と言うイメージがあるので…どっちかと言うと、モノアイガードスクリーンに映った●だから平べったいかと。

【胸部&腹部】
 散々苦労したように、4mm幅増ししてMS07−B3っぽく改造。
 …苦労した割りにはあまりかっこよく見えないかなぁ…。
 ついでに首の位置も1mmほど下げ、インテークが左右に作ってたりします(上の写真参照)…新しいデジカメのおかげで確認できるようになった。
 肩の出っ張りは前にも書いたけど2mmの穴開けてポリキャップを仕込んで武装ラッチに。
 そうそう、今後武装ラッチと言ったら2mmの穴開けて裏側にポリキャップ仕込んだものと思ってください。
 故に、実は全ラッチ共通なんですよ…まぁ、肩部ラッチ用武装は固定用の出っ張り作ったので他の所には装備しにくいけど。
 あと、腕との接続は前後スイングできるようにポリキャップを仕込みました。
【バックパック部】
 本体の幅増しと同じように4mm幅増しの他に、空冷用フィンのようなものとラジエータを上部に装備し、ちょこちょことディティールアップしましたが…見えないね。
 本来右側にヒート剣を装備する穴とポリキャップがあるのですが、そこのBP左右にも武装ラッチを増やしました。
 あとバーニャは市販の大型のものと交換…移動軸を付け加えたかったけどなぜか買い置きのポリジョイントが無くなり断念。
【腕部】
 肩のアーマーは外れるので、合計4つ作りました…何故かと言うと、肩の装甲に本当は機体番号のデカール張ろうと思ってたから。
 左肩に1〜3まで作って、各機毎に武装変えると言う…今回はやらなかったけど次の企画で。
 脱着のために肩アーマーの部分は囲ったり裏打ちしたりはしていませんが、接続用のヒンジ部分を平らに削って市販パーツのダクトノズル(設定的には冷却用のラジエータ)貼り付けました…これだけで十分見栄えするなぁ。
 本体との接続にポリジョイントで接続…これで肩の上下スイングも可能になり、腕周りはこれで十分な可動範囲を確保しました。
 又、肩アーマーがぐらつくので、1.2mmにスライスしたポリキャップを同じ厚さのプラ板に仕込んで肩アーマーの裏側に貼り付け、ぐらつきを抑えます。
 ポリジョイントで出来た隙間はシーリングすることで隠します…つーか、せっかくシーリングするならと隙間の出来るポリジョイント使ったのです。
 腕は他にも肘と手首をシーリングしています……私の写真の解像度では見えないけど…しかも動かしているうちにティッシュも破れる破れる…次の企画までには直しておこう…ティッシュの裏にマスキングテープでも張れば良いかな?
 ティッシュシーリングしている人はその辺どうしているのか聞いてみたいですね…。
【脚部】
 砂漠用フィルターを膝の部分に移動…フィルターはプラ板の箱組みです。
 …内部を銀色に塗って、中にミニ四駆のメッシュを貼り付けてますが…ぜんぜん見えないし効果無いかも…逆に内部が光ってかっこ悪い…中を黒く塗って、メッシュを銀色に塗ったものにすればかっこいいかな?
 足首と膝部分もティッシュシーリングしてます。
 特に膝の部分は、本来ならポリキャップ隠しの板状のものですが、それだとシーリングできないので、別に接続用のパーツを作りました。
 膝の外側の部分にも武装ラッチ追加…ケンプファーの膝クラブ(シュツルムファーストのこと…シュツルムファーストをクラブと呼ぶ人は、センチネラーです(笑))を真似していますが、5mm以下の武装なら装備できます。
 本来のエアクリーナーは途中で切って基部だけを残し、チューブ状のパイプを裾から接続しています。
【スカート部】
 前部の左右、側面部の左右に一つづつの武装ラッチと、後部にはマシンガン用の1つと4つの武装ラッチが仕込んであります…あ、装備してないときのラッチ塞ぎ作るの忘れてた。
 私の日記を読んでいる人なら判りますが、なぜかサンドカラードムトロのキットが2つあるので、この8つの武装ラッチにむっちりと8本のクラブを装備可能!
 装備すると掴む所に困ります(笑)。
 そう言えばクラブ4本装備すると、マシンガン用ラッチに武装を装備するのがすごく大変です…ちょっとした事で直ぐに外れてしまう。
【武装】
 私のドムトロの肝と言える部分…どこまで出来たのか、再び表にして一気に見てみましょう!
《俺的武器一覧》

武器名写真の場所解説
グロウスバイス右上MS−09F/Gbのブースター付き超大型ヒートサーベル…ラッチする部分は未完成
ブースター点火用のトリガーは実はスプリング接続で可動(笑)
スマートガンかっこよく無かったので途中で断念
ラケーテン・バズ中央上弾装を伸ばすと担げなくなるので、ケインさんのリクエストも鑑み弾装部分を切り離し上下逆に
スモークディスチャージャー左2段目右側戦車から流用したけど…なんか数が少なく寂しい…自作してもっと大量にするか
3連装対空ガトリング最初に断念
ミサイルポット左2段目左側穴とか接続用のアールもそのままの手抜きだが…それっぽく出来たので満足
ジャイアント・バズ中央2段目弾装共通には結局しなかった…ジャイアント・バズはこれがかっこイイから…照準機に透明パーツでもつけれやればよかったかな?
ショート・バズ中央3,4段目照準部分のクリアグリーンは実はグリーンクリアパーツのランナーを埋め込んだもの。
接続パーツもあるので武装ラッチに装備可能!
クラブ左3段目左今回一番疲れたもの…だって8回も同じ事しなきゃなんなかったから!(笑)
接続パーツも武装ラッチ共通です
ロケットチューブ左上接続方法からMS06−Lでは使えなくなってしまった…しかも肩ラッチに装備するとグリップを握れない
ヒート剣右2段目キットの接続ピンを武装ラッチ共通の2mmに交換
MMP80左3段目右側特に改造なし
ショットガン右4段目右側ケンプファーのを一部削って流用
グレネードランチャーオリジナルは完成が遅れるのでパス…いつか作ってみたい
クラッカー右5段目右側クラッカーをプラ棒で繋げただけの物
グレネード上と下の2つ作ったから良いと思って作らず
グレネードポット右5段目左側思い立ってMS06−Dのクラッカーポットに2mmの接続ピンつける…ベルト(笑)の関係上、左右は決まってます
冷却剤プロペラントタンク右4段目左側設定的には冷却用水タンク…中身は水だから弾当っても平気(笑)
ヒートホーク右3段目キットのまま

 予定してたものの7割方はできたか…未完のものや途中でふと考えたもの(ショートソードとかMMP−78ショート)もまだあるし、あの企画までには作っておくか。
 しかし、塗装は心残りである…全部単色にしたのは、統一感を出そうと思ってのことであったが…やってみるとダメダメ。
 やはり固有の色があるというか、全部装備すると色が同じで面白くないとか…MMP−80はやっぱもっとガンメタルだったろうし、タンクやミサイルは白っぽい方が良かったし、ヒートホークは設定通りのほうが見栄えが良いし……アレまでには塗り分けよう…。

 ま、武装がこれだけあるといろいろ装備したりして遊べます(笑)。
 例えば、上にあるのが『ラケーテンバズ+クラブ×6+水タンク+ヒート剣+クラッカー』ですが、下のは『グロウスバイス+ミサイルポット+スモークディスチャージャー+クラッカーポット+ショートバズ+クラブ×2』と言う構成になってます。
 前回の空挺用GMでは脚部パーツの取り外しぐらいで武装は2・3個しかありませんでしたが、今回は武装の山…いろいろとっかえて存分に遊べます。(笑)


 悔いが残ると言えば残る状態でGXGに参加してしまったようなものですが…とりあえず武装大量と言う当初の目的は果たせたからよしかな。
 やはり後は塗装!
 色塗りをもっと勉強しないとダメだなぁ……。



UC−42.03.23 その後

 その後、市あとを縮小してウェザリングとか塗装を練習してまして…その時にドムペンはこう汚されました。
 

今回はパステルに加え、エナメル塗料も使用

 で、こっちは各部のアップ。
 ドムトローペン、脚廻り
 ドムトローペン、胸廻り

 …いまいち?
 ウエザリング後にツヤを整えるのにつや消しのスプレー吹こうと思ったら、つや消しのスプレーが切れている事に気が付いた上に、買いに行くには既に遅すぎる時間だったので諦め中。
 肩関節と腕関節と手首の関節の防砂キャンパスは、分解している内に破れる…又作り直さないとなぁ…タミヤのMMシリーズ用の、テントとかポンチョとか作る布がいいらしいが…見た事無いなぁ……。
 まぁとにかくそんな所で。
 武器の方はまだ…ドライブラシと銃口にパステル汚しする予定だが…。


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