タイトル:『ムサイ改級巡洋艦:“ツインムサイ”』
スケール:1/1200
解説:

<09/25>
 『サラミス改級航空巡洋艦:“アスハラ”』の作成に行き詰まって(飽きて)、瞬間プラモ作るのが嫌になる…。
 で、そうなると軽く1月はプラモに触らなくなってしまうので、それではイカンと気を取り直す。
 そんな時どうするか…それは某伝説のアシスタント(ジャスティスタントにあらず(笑))のJ氏が言っていたように『プラモで出来たストレスは、プラモを作ることで晴らす!』のだぁっ!!
 で、どうやってストレスを解消するかというと…『馬鹿モデル』である。
 …なんか俺の作るもの全て『馬鹿モデル』っポイ気がしない訳ではないがそれはそれ。
 何も考えずに思い付きか長年温めていた馬鹿なものを作るのだ!
 当然完成なんて期待しない…俺的に細部の成型や表面加工、塗装が大の苦手なので、その手前まで作れればそれで良し!
 何も考えずに現物あわせて組み合わせ、問題が起こったらその場で考えて工夫して作る…これこそ俺のプラモの原点!
 そんなことである程度作って…ある時点でハっと気が付く…「なんて馬鹿なものを…」。
 そしたら「まじめにやるか」と未完成の物に手が出て集中できるのである…馬鹿モデルはほっといて。
 今回、馬鹿モデルとしては傑作である…なんたって形が出来たとたん、大笑いしてしまった!
 なんかこのままにしておくにはもったいないと思い、急遽公開なのである!
 当然以下の設定もこれを書いている時点ででっち上げたものであるからして…。

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『…宇宙世紀0080、“一年戦争”終結。
 しかしこれを良しとしないジオン軍人は数多く、遠い「アクシズ」へ渡り再起を待ったり、各地で地下へ潜伏…来るべき決起の時に備えて力を蓄える者も少なくなかった。
 その地球圏での宇宙の最大勢力は「デラーズ・フリート」であり、「暗礁空域」の「茨の園」を拠点に、戦力の備蓄と地球連邦各部署への浸透を行っていた。
 宇宙世紀0083、旧式化する自軍の装備…艦船は既存の艦船を改良して使用している連邦軍の艦船に対しても、火力、MS運用量の不足が否めなくなりつつあり、唯でさえ戦力の差が大きい「デラーズ・フリート」は各艦での密度を上げる為にも、既存のものを改良することで対応することになった。
 その中で作られたプランがこの“ツインムサイ”である。
 既存のムサイ級軽巡洋艦を上下に2つ接続することで、火力、MS搭載数供に倍にでき、なおかつ生産ラインをほとんど変更する事無く使用できるというのは最大の利点であった。
 更に必要に応じて、上下のブリッジとエンジンブロックの間にMS格納ブロック、増加推進ブロック、火力増加ブロック、増加雷撃ブロック等をドッキングすることで、軽空母や高速戦闘艦、火力増加型や防空艦や重雷撃艦等々…オプションにより多目的に使用できると言う付随機能も考えられた。
 …しかし、試作艦が就航し、公試を開始した時点で欠点はすぐに表面化した。
 上下に艦を合わせた時点で艦の質量はほぼ倍になったにも関わらず、エンジンは単艦と同じであったからだ。
 倍の質量に変わらないエンジン…これは機動力がほぼ半分になったと同じである…こんな艦を多目的に利用しても足が遅い艦では他の艦と艦隊機動を共にすることができず、結局お荷物になってしまうことが予想された。
 艦数の不足する「デラーズ・フリート」にとって、“火力やMS搭載数が多い艦”よりも“艦隊機動を供にできる既存の艦”の方が実用的であると判断され、この“ツインムサイ”は試作の1艦が作られた時点で廃案となり、オプションブロックも作られることは無かった。
 記録では、「デラーズの反乱」後にティターンズが「茨の園」へ鎮圧に向かった時、残された防衛戦力の中の艦の一つに「ムサイを上下合わせたような奇妙な船」があったとの報告がMSパイロットからなされているので、それがこの艦ではなかったのでは無いかと推察される。
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 さて、でっち上げはこれぐらいにしてどんな物か見て笑ってもらおう!


というわけで何をどうしたか丸判り(笑)。
ムサイを2つの艦首部分を組み合わせ、エンジン部分もくっつけただけ。
艦首部分はコムサイ横の排気口(?)がぶつかるので、片側のこの部分を切り抜いたのみ…。
あとはエンジンを船体と繋がる部分両方くっつけて差し込むだけ。
船首部分の後ろにはめ込むパーツさえ無加工でハマリます。
……超お手軽加工!?
あまりの簡単さとシルエットの面白さに大笑いしました!!
船首部分の隙間はエポパテで埋めるだけ…偽装はそのままで可能。
唯一の問題はコムサイが入らなくなってしまった事だが…『オリジン版』のWコムサイみたく
大型化してやれば良し…このコムサイの大型化だけが面倒な加工の部類に入る。
船体のどちらかに下部と同じ切込みを入れればコムサイは無加工で出来ると思いマス。
…真似する人いないと思うけど(笑)。


<10/06>
 にじりにじりという速度でこっちも建造中…。
 一発芸とも言える船体上下ミラクル合体(笑)はした物の、無茶な合体が災いしたのかはたまた昔のプラモは合いが悪いのか、小さいけれど無視は出来ない接着面でのずれを埋めるのが結構大変。
 また、写真に撮ってはいないが、Wコムも着々と…まぁ今の所プラのブロックがごろごろしているだけだから意味無いけど…。
 後ブリッジを見栄でシャァ専用のファルメルにしてみる…下部の第3艦橋(笑)はノーマルのムサイのにする予定ですけどね。

“アスハラ”にピントが合いすぎてちょっとボケてるかな?
こうしてみるとムサイは小くは無いかも…サラミス旧よりちと短いぐらいだ。
主砲もニ連装にしては小さいと思っていたが口径的にはサラミスの単装砲と変わんないぐらいだ…砲塔部がかなり小さいような気がするけど…。


<10/14>
 ま、なんだかんだと言って工作はほぼ完了。
 一番色々やらなければいけなかったWコムサイもとりあえず仕上がる。
 まぁ見てやってください。

コムサイを幅増ししまくって後部を後ろのノズル部の大きさを延長。
斬り飛ばしたコクピット部を適当な位置へ接着…羽とかはそのままです。
標準のコムサイと比べて、何とはなしに倍ぐらいになったかな?

ノーマルコムサイ搭載事との比較。
オリジン版みたいにどっちのコムサイでも搭載出来ると言うことで。


…しかし、Wコムサイがあるということは、大気圏突入も考えられるということだよなぁ。
駄作っ艦と決め付けていたが、イッソさんの言うように駄目ではないかも…。
例えば1年戦争時のHLV護衛(牽引?)艦とか…足が遅くても使える任務はあるかも!
設定をデラーズフリートから1年戦争時に変更して活躍させようかな…!


<11/07>
 数日前に下地塗装も終了し、クリアー吹いた状態。
 後は各部の接着と墨入れと、必要な部分の塗りだな…ブリッジの窓を黄色に、排気口を黒にエナメルで塗ればいいか。
 ん〜〜〜…飾り台どうしようかなぁ…組む時に下部のMSデッキの部分に接続用の場所を作るか。


下塗りというか本体塗装終了。
ぬぅ…コムサイやWコムの色をもうちょっと変えようかな。
飾り台をヴィネットと言い切っていいかなぁ…。


<11/24>
 腰痛が直ったら風邪でなんと2週間も触れなかった…。
 とりあえず細部をいろ塗りしてほぼ完成だが…一つ再認識した件が。
 俺はなんて筆塗りが下手なんだぁ〜〜〜っ!!!!
 なんかもう、山へ修行に篭りたい気分…あぁ、筆塗りが絶望だったからエアブラシにしたんだった…。
 マスキングきっちりしてエアブラシで塗り直そう……(泣)。


こうしてみるとそうでも無いンだが…黄色が筆ムラ過ぎてダメダメ…。
本体塗装終了であるが…余りにも大変な出来なのでもうダメって感じ…。


 これはナニ!?
 実は発泡ウレタンを吹いてどっかの隕石みたいにして、ヴィネットにしようかと思っている物です。
 完全乾燥したら余分な所を切り取って整形して、色を塗っておしまい。
 これを小さなデコパージュに貼り付けてニス塗ってオッケーかな。
 …ツインムサイとの接続どうしようか…下部艦橋に穴空けようかな…。


<12/08>

 つーわけで飾り台はどんどん進行…。
 木片に発泡ウレタン吹いた物が乾燥後、水で溶いた木工用ボンドを塗ってやる…そのままだと水を弾くので上手く塗ることが出来ない!
 そこで、昔何かで読んだことがある方法を…それはママレモンを1滴入れてやるのだ!
 こうして無事水溶き木工用ボンドを塗り、砂を撒いてやる…しかもこの砂は、昔叔父がハワイへ行ったときのお土産として貰ったハワイの砂なのだ!!
 乾燥後、隕石っポイ色を薄めたアクリルで段階を追って所々濃くしながら塗る。
 で、こうなりました。

塗装のためにニスを塗った部分はビニール袋でマスキング中。
写真は最初の塗装が終わった状態で、これから数段階黒を塗料に混ぜつつ凹んでる部分を更に塗っていく。

 で、なんとなく寂しかったので、箱っぽい物をジャンクの中から探して…GMコマンドの腰のパーツを選び、それに針金を刺してパイプっぽくして、なんとなく小惑星上の構造物みたいにして見る。
 …それでもまだ寂しかったので、いきなり1/1200ザクのポーズを変更して置いてみる!
 おぉ、これでなんかいい感じだ!
『小惑星上で警備任務中のザクは、頭上の異型の物に気が付き、しばし目を奪われる……』
 見たいな感じでいいとおもうのだがどうだろう?
 後は発泡ウレタンの横の部分をなんかで覆って、ツインムサイを挿したら完成だ!


こんな感じ。
1/1200ザクは『艦船カンブリア紀』で拡大しておきましょう。
小惑星上のパイプは複数あったほうが感じ出たかな?
1/1200ザクのポーズが少し不自然な気もしますが、私にはこれが精一杯…。
本当は旧ザクにして、「パイプ修理中に上を見上げると…」とかやってみたかったのですが、私の腕では無理です…ケイン工廠長並みの職人技でも無ければ…(泣)。

<01/03>
 つー訳で完成!!
 …なにやら相変わらず筆塗り下黄色い部分はダメダメな気がしない訳ではないのだが…もぉそれはそれ!!
 私にはこれ以上は無理です! つー事にしておこう。
 某ホーマ○クで買ってきた色つき針金を、下部のMSデッキにプラ棒を斬ってぴったりはまる用にしたスペーサーに刺し、そのままベースに固定!
 …コムサイやWコムサイと合体すると、前が重くなって下手をすれば垂れ下がるがそれもそれ!!
 ……なんかもぉやけくそみたいになっているがとりあえず完成だぁっ!!!
 …………ツインムサイは。
 まぁ、見てやってください。


よし、異型艦!!(笑)
そのままだったベースの発泡ウレタンの側面は1.2mmのプラ板を組んで黒スプレーで仕上げる。
直接ベースに刺さってないのがいい感じ?
ちなみにWコムは意図的に濃いグリーンで仕上げてみました。


正面上方から。
…この角度からではツインムサイに見えない…(笑)。
この角度からなら、ベースでザクが上を向いているのが見えるはずなのだが…1/1200ザクが終わっていないので…。

 とまぁ、ベースも完成したし、これで艦船ちゃんは2つ目完成…っと。


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