タイトル:『S−03:サラミス級防壁防空ミサイル艦“アルハランゲリクス”』
スケール:1/1200
解説:
さて、そんなこんなで艦船ちゃん4隻目である…実際には“ザンジバル改:オウルベア”より前に着工してはいたのだが、ユニークな艦船で笑いを取る為かなりの間極秘にしておいたので、1月25日にちょっとだけ公開して話題を振り撒いたものです…。
まぁ取り合えず、艦船ちゃんの企画が出たときの初っ端に考えたものの内の1隻であります。
いつも通り怪しげな妄想を膨らませると↓のようなことに…!
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<<概要>>
一年戦争以前、艦砲射撃以外での艦の脅威は、宇宙戦闘機や戦闘艇による、待ち伏せや偽装で接近してから一気に高速で艦の懐に入り、ミサイル等の攻撃を行われる高速一撃離脱戦法であると考えられていた。
これら宇宙戦闘機や戦闘艇の高速一撃離脱戦法から他の艦を守り、これらを迎撃する艦種が必要と考えた地球連邦軍は防空艦製造のプロジェクトが動き出した。
艤装仕官であるヒラガー中尉はこのプロジェクトに参加し、この艦の最も特徴的な部分を発案した人物である。
特徴的な部分とは…ヒラガー中尉は防空艦とは言え宇宙戦闘機や戦闘艇の撃墜には優れたとしても、艦である以上防御は他の艦と同じでしかないと考えた。
もし1発でもミサイルや宙雷を撃たれれば、目標になった艦を救う手立ては無い…。
そこで艦にシールドを付け、自ら盾になることができるようにするというものであった!
こうして艦の中央部分に船体をほぼ覆い隠すシールドが装備され、多少の攻撃なら弾き返せる盾が与えられた。
そして矛として、盾で身を隠しつつ目標を攻撃できるよう、多量のミサイルを搭載した…ミサイルであればシールドの側面方向に発射しても目標を攻撃できることが出来るからだ。
ミサイル攻撃から生き残ったすれ違った目標を撃墜できるようにシールドの有効方向の横から後ろに向かって機銃等も増強された。
後にシールドの方向が一定では、自艦を守るのに問題があるとされた…シールドの防御できうる方向を変更するには、艦を回転させなければならず、それに対処するには推進剤を多量に消費することや、艦の操作等で問題があるのでは無いかと指摘されたが、ヒラガー中尉はシールドを装備した艦中央部を何とか移転させると言う発想でこれを解消した。
艦中央部の外郭を可動式に…一部は磁力を使った非接触式で稼動させることで、シールドを一周させるに60秒(毎秒6度)と言う高速でシールドを回転させることを可能にした(後にこの技術はMSのマグネットコーティングに発展した…という研究者も居る)。
ミサイル発射機や機銃は、このシールドの動きに連動できるようにすべて艦中央部に集められ、シールドがどんな方向を向いてもシールドに対して同じ位置で尾ごく事が出来た。
ブリッジは低く、シールドの装備された方向にあり、被害率を減らしている…心配された操作や回転による重心や重力の変化による欠点は特に露見せず、艦中心方向から外側に床方向を設定している為に、重力ブロックのような効果があるとの報告もあった。
こうして、艦船がシールドを持ち、ミサイル等の高速物体から自分と他艦を守り、その大量のミサイルで向かってくる敵を倒し、打ち漏らしても機銃で迎撃すると言う『防壁防空ミサイル艦』が完成し、6隻が建造される事になったと言う。
そして、1年戦争が開戦…後にルウム戦役と呼ばれる戦闘に直前に完成した1番艦“アルハランゲリクス”が、マゼラン級“アナミラ”を守護する為に戦闘に参加したと言う。
…が!
ミノフスキー粒子によりミサイルはその誘導製を失い、『矛』をこの艦から奪った。
そしてMS機動力は、ゆっくりとしたシールドの動きに惑わされずに素早く有効な射点に移動でき、これによりこの艦は『盾』としての能力も失った。
こうしてこの艦は、味噌フスキー粒子が散布されるMSが主役の時代ではまったく活躍することが出来ず、守るべき“アナミラ”も撃沈されたこともあって、建造中であった5隻も全てキャンセルされたのである。
ちなみに“アルハランゲリクス”はルウム戦役を生き残ったが、これは他のサラミス級と違い低いブリッジ構造が既に撃墜された艦とMSパイロット達が見たからであったと言う…。
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まぁざっとこんな感じで妄想完了!
つーか艦船の設計者でヒラガーって、大日本帝国海軍かーっ!ヾ(^^;
妄想を膨らましたから後はバリバリと作るだけですが…。
取り合えず完成品をご覧下さい。
先ずは軽く武装紹介…真横から。
- 武装@:2連装中型機関砲
- 武装A:単砲身メガ粒子砲
- 武装B:2連装機関砲
- 武装C:6連装ミライルランチャ
- 武装D:単砲身機関砲
- 武装E:2連装大型機関砲
左右と一部上下は同じですんで省略。
基本的なポジションはこれです。
設定的に、ブリッジは上の天井方向が床になります。
…ちょっと側面の砲塔の後ろが寂しいかなぁ…。
艦の性格上、機銃等は付けたくなかったんだけど…あっ!
そう言えばここは、側面ミサイル発射口を付けようと空白にしてたんだった…。
解説書いていて今気が付いたよ…(泣)。
真上から…普通ならサラミスの艦首は横なんですが、この“アルハランゲリクス”では
これが上になります。
で、もしも直上から敵の攻撃機が来た場合は
:
:
:
↓
この用にシールドを廻して防御しつつ、
チラッと覗いている武装E:2連装大型機関砲と、
シールドの反対側にずらりと並んでいる武装C:6連装ミライルランチャで
シールド越しに攻撃する訳です(笑)。
…卑怯ですね(大笑)。
正面から。
…ピンぼけ…絞りの調整が上手くイカンなぁ…。
シールドは右側に回転させてます。
これだといつぞやの木片+デコパージュの200円ディスプレ台に乗っかっているのがお判りかと。
今度はシールドを左下に回転中。
なにやら艦自体も動いてますが…まぁバランスとか色々(汗)。
ディスプレ台の側面ではなく、上面に穴空けて黒く着色した針金で、
エンジン後部にぶっ刺して固定してます。
これなら自由自在にシールドが回転できると言うことで。
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まぁ、こんな感じです。
写真移りが今一なのでわかりにくいですが、近寄ってみるとカナーリ汚いんですよねぇ…表面が。
これは塗装中にホコリが乗ったとか言うのではなく…実はサーフェイサなんですよねぇ。
新品のサーフェイサーなんですが…出を良くしようとお湯に着けて使ったんですが、吹いた瞬間にタミヤの情景塗料(雪)みたく綿状にこんもりと…(大泣)。
攪拌が少なかったのか満タンで暖めたのが悪いのか……時間も無いのに山のように積もったサフを前に泣き濡れたのは言うまでもない事です。
乾燥してからペーパーで削り落としたんですが…細かい所は取り除けず、時間も無かったので不徹底に終わりました。
おかげで墨入れで滲んで取り除けなくなるハメに…手を抜くとこういう目に合うと言ういい見本であります。
結局、ひどい仕上がりで艦船ちゃん大会には投稿してしまいましたが…まぁ艦にシールドつけてそいつを廻せると言うアイディア一発勝負物でした。
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