『1週間でできるカトキ氏&ザク少佐講座』   [ミクロ素体改造:スケール NON]


序文

 さて、最近マテリアルフォース改造する人がたくさんいたりしていて嬉しいです。
 中には私など到底足元にも及ばない凄い改造をしている人もいたり、大爆笑させてくれることをしていたりする人もいます。
 …が、逆にザク軍曹とかを見て『どうやって作るの?』『作ってみたいけど俺には無理』見たいな事を言う人が結構います。
 今回私が作ったカトキ氏Ver1.5ザク少佐は友人の依頼(というか、俺が作ってやると豪語)で作りましたが、いい機会なので詳しい作り方をれぽぉうとしようかと思いここを作りました。
 考えるより手をつけてみるが良いと思います…その手助けに少しでもここが役に立つと嬉しいです。
 では、1週間でできる講座の始まりー!


1週間でできるカトキ氏&ザク少佐 [1]

 初日はマズ、下準備と行きましょう。
 できるとこから、一歩づつ。
 
【カトキ氏 [1]】
 カトキ氏はご存知、『ケロロ軍曹のガンプラレポォト』にて登場した、MSリファイナーのカトキハジメ氏の劇中の姿で、ガンダムヘッドと股間以外は裸…つまりマテリアルフォースの肌色を、腰部分を白にしてガンダムのおいなりさん(笑)をつけ、頭をガンダムにしてやるだけでOKです(笑)。
 初日はまず頭部の加工を…頭部はFGガンダムのを加工します。
 首部分を切り取り、マテリアルフォースの頭部の3mmの棒に差し込むポリキャップを埋め込んでやればいいです。
 接着時に3mm径のポリキャップを内部に仕込んでやればどんな方法でもいいですが、私は5mm角プラ棒に輪切りポリキャップを埋め込んで後から差し込んで固定する方式を使います。
 …この方法は結構めんどくさいですが、ポリキャップの輪切りでいいという貧乏臭い利点があります(笑)。  頭部はたっぷり塗った接着剤で接着して放置、ムニュッと盛り上がった合わせ目は後日ヤスリをかけますが、ここで焦ってヤスってしまうと危険です…プラ接着剤はパーツの接続面を溶かして融合するのですが、シンナー成分は後に気化して凹むので、完全乾燥前にヤスリをかけてしまうとヤスリ後にもシンナー成分が気化して接続部分が凹んでしまい、まさに自分も凹んでしまうので、完全乾燥を待ちましょう。
 そして、墨入れの為に各筋や各や凹ライン部をもう一段掘り直しておくといいでしょう…なんだかんだ言っても浅いラインとかはありますし、もう一段深く掘っておくと墨入れが楽です…浅くて一緒にふき取られるよりはましですからね!
 初日はこの程度で十分…完成する日を夢見つつ乾燥を待ちましょう。

【ザク少佐 [1]】
 私前に作ったザク軍曹の赤い彗星版、すなわちマテリアルフォースも赤を使い、角もつけます……体を塗装する必要が無いので楽と言えば楽ですが、その分頭部の加工は多かったりします。
 これもFGザク(シャァ用)の頭部を使用、頭部内部全部綺麗にしてモノアイレール部分と下部を切り抜いておきます…この時、左右にある支柱はなるべく薄く削っておくと雰囲気が出ます。
 これもたっぷり接着剤で接着、乾燥を待ちます…ただ、このザク少佐は頭部の動力パイプを別な物に使用してしまっているのでパーツがありません。
 そこで、プラパイプとモビルスプリングと針金を使ってみようと思います…各プラパイプの処理が面倒ではありますが、墨入れが要らない分塗装は楽かも。
 モノアイの内部はまた明日にでも…ザク軍曹の時は首の2重関節にしたのですが、ザク軍曹運用の結果あまり意味は無いと言うことに落ち着きましたのでより単純な方式に改めたいと思います。

 とりあえず今回はこんな所で…次回はカトキ氏=首ポリキャップと股間のおいなりさん、ザク少佐=モノアイ内部と動力パイプ、という事で。


1週間でできるカトキ氏&ザク少佐 [2]

 さて、今回はそれぞれの頭部を加工して行きます…彼らの改造前の勇姿はこれ。

マテイラルフォースの肌色と赤…彼らはこれから生まれ変わります!
 これがどうなるか…楽しみにしておきましょう。
 
【カトキ氏 [2] 】

 そう言えば関節増やしたりなんだりする時に場合によく出て来る俺的工作の基本の『5mm角プラ棒に輪切りポリキャップを埋め込んた物』とは具体的にどんな物かというと、←みたいなものです。
 垂直に5mmプラ角棒を切り、中心に1mm→2mm→3mmと穴を少しづつ大きくしながら空けます。
 その後、挟み込むポリキャップ分の幅を切り、そこにポリキャップを入れ、この写真ではまだですが隙間をパテかアルテコのSSPで埋めます。
 この時、穴がずれないようになんか刺して穴とポリキャップの位置を固定しておきます…写真では3mmのドリルの裏側を刺してやってます。
 カトキ氏の頭部には、昨日見たように5mm角棒が入る穴が空いているので…先端にアルテコSSPを盛って首の周囲には接着剤をつけてグニュッと差し込んで固定してやります…長さの調整は接着前に何度係り組みをして決めるのをお忘れなく。
 差し込んで垂直になるようにきちんと調整しないと、完成後鞭打ち状態になってしまうので気を付けましょう(笑)。
 …あ、カトキ氏の写真がない…まぁ最後にあるからいいか(笑)。
 
【ザク少佐 [2] 】



 ザク少佐はちょっと複雑になりました…と言ってもたいした物ではないですが。
 モノアイレールになる直径10mmぐらいのプラ円筒をザク少佐の頭部にきちんと収まるように適当に切り、そこに蓋をします…そこに薄切りのポリキャップを挟み、動かないようにプラ板の小切りで固定します。
 それに上から内部に蓋をして接着剤で固定…補強の為にアルテコのSSPで周囲を補強します。
 それが←。
 そしてくり抜いたザク少佐の頭部に上で作った『5mm角プラ棒に輪切りポリキャップを埋め込んた物』を接着します。
 これにマテリアルフォースの首の軸をモノアイレールを挟んで差し込むと、モノアイ可動なザク少佐になります。
 結構簡単です。

 で、今日はこうなりました。

頭部合体!
 
 カトキ氏が半分なのは腰のおいなりさんを作ろうとした為。
 明日はカトキ氏は腰のおいなりさんを、ザク少佐は動力パイプをやって、サフ吹きまで行きたいです。


1週間でできるカトキ氏&ザク少佐 [3]

 今日はパーツの整形を主に行います。
 カトキ氏は股間のおいなりさんを、ザク少佐はパイプもやります。
 
【カトキ氏 [3] 】

右側が上(腹側)、左側が下(股関節側)
 まずはそろそろ硬化したと思うので、顔パーツにヤスリをかけます。
 カメラのあるちょんまげの左右頭部は丸いので、平べったくならないようにヤスリをかけます…普段はプラ板切り出しの専用台座に両面テープで耐水ペーパーを貼り付けて水を浸けながらヤスリますが、この時は両面テープを親指に貼ってそこに耐水ペーパーを取り付けてヤスリました。
 接着した跡ばかりでは無く、平面全てをヤスリって凹みとかを無くしておきます…ヤスリっておけば塗装のノリも良くなりますしね!
 後、アンテナを削りました…先端丸め加工がなさている為シャープにします、デザインカッターとヤスリでぱぱっとやれますが、強度を落とす事になるので加工中や加工後の保存に注意しましょう。
 そして凹みラインや角の墨入れするラインを少し掘り直しておきます。
 一度にズバァッとやるとミスった時が痛いので、先端の尖った物(私は100円ショップのアイスピックを使いました)で軽く何度もなぞるようにしました。
 なぞった後は大概毛羽立ってたりするので、軽くペーパーをかけておいた方がいいかも。
 
 で、次にカトキ氏の股間のおいなりさん(笑)を作ります。
 FGのを小型化して付けようかとも思いましたが、小型にするぐらいならプラ板から新造した方が楽だったのでプラ板で作り直し。
 FGのサイズを採寸してそれを小型化した物をプラ板で切り出します…サイズ的には股間の大きさとおいなりさん(笑)が同じ長さぐらいになるようにします。
 本来Ver.kaなら股間下までおいなりさんがはみ出す物なんですが、ここはRX−78の感じで行きます。
 0.5mmプラ板を切って、それを3mmのプラ板の左右に貼り付け、周囲に0.5mmプラ板を貼り付けて形にします。
 カトキ氏の腰パーツの男らしいもっこり(笑)を削ってパーツを装着し易いように凹みをつけ、固定用に両パーツに穴を空けて真ちゅう線を通してガイド代わりにしました。
 真ちゅう線で位置を決めたので後は貼り付け、隙間をアルテコSSPで埋めました。
 ←がその写真。
 フラッシュで見難くなってます…やっぱ白パーツをフラッシュ焚くと見え難い…。
 アルテコSSPなので硬化は早いんですが今日はここで終了しました。
 次回はこれを削って整形し、パーツをサフって傷を調べ、無ければ塗装します。
 
【ザク少佐 [3] 】

様子見なので片側のみ
 ザク少佐もヤスリがけを行います。
 合わせ目が少なくて楽…っぽく見えますが、合わせ目が掘りになってる部分にきたりしているし、特に口(?)の喚起口風のモールドに縦に合わせ目が走っているので大変です。
 結局、腹を立てて口の中は全て削り落としました…後にモールドを彫ったプラ板を内部に貼り付けなければいけません(汗)。
 …丁寧にやればこんな事はありませんが(汗)。
 また、口の上辺りも曲面なので注意が必要です…カトキ氏より面倒かも(汗)。
 なんだかんだでヤスリがけが終わったら顔のパイプにかかります。
 ちなみに、FGのパーツそのまま使った方が楽です…ザク軍曹はそうしてあります。
 その場合はパイプパーツにきっちりヤスリをかけて合わせ目を消しておきましょう…ただ、合いが良く無い場合はパイプのモールドに段差があるので、ここもきっちり修正しておいてください…デザインナイフやヤスリできっちり筋が合うようにしておくのが吉です。
 
 さて、新造する場合の手順は以下のようになります。
 まずプラパイプを輪切りにして使おうと思ってましたが面倒になり(汗)、コトブキヤのMSGのP-112、モビルパイプを買ってきて、3.5…内径2.1mmの物を使います。
 これに2mmのWAVE製コイルスプリング、スプリングNo.2を通し、その中にM.I.Aを固定していたビニールのついた針金を通して形を固定します。
 モビルパイプはその内径が2.1mmなのですが、コイルスプリングの切断した先っぽが外向きになっているせいか中に通らず、2.1mmのドリルをランナーについた状態で通して少し穴を広げています。
 …って、ドリルが引っかかって少し削れる時点で2.1mmじゃないんでは!?(汗)
 とにかく内径を少し広げたら実際にコイルスプリングとビニールのついた針金に通して取り付けます。
 ←がその写真。
 いまいち太い気がしない訳では無いですがこれでいい気もする微妙な感じ(笑)。
 とりあえず片側9個あれば埋りますが、8個にして隙間を演出するのも手かなぁ。
 時間が無かったので試して終わり。
 この分だと18個ものプラパイプの処理をする事になるそうです…大変なんだか楽なんだか…。
 次回はこのパーツの整形とサフ吹き、傷が無ければ塗装します…モノアイもこの時に貼り付けることになるでしょう。


1週間でできるカトキ氏&ザク少佐 [4]

 そろそろ塗装…の前の下準備に入ります。
 私はサフェーサ―を吹いて傷を確認、下地処理としましたが、面倒なら省略しても構いません。
 ですが、道具類が揃っている場合や塗料がアクリルの場合は吹いて置く事をお勧めします。
 省略した場合はクリアーコートを厚めにした方がいいかも知れません。
 ここからは塗装ですので、カトキ氏もザク少佐も一緒に解説します。
 

サフった

爆導索じゃない


カーソル乗せるとさらに加工
 まずは表面処理です…パイプとかはきっちり念入りに、筋掘り直しの毛羽立ちとか気を付けて。
 終わったらサフを吹いて傷チェック…表面処理を念入りに行っていれば目立った傷やヒケやミスも無く即OKと思います。
 プラパイプは接合面とかも塗装が必要ですので塗装時に内部以外を何かに付けて持ち手にする訳に行きません。
 そこで針金に通して一気に塗装する事にしました…一つ通して両面テープの短冊を針金に巻き、その場に固定…そしたら次のパイプを通して針金に両面テープの短冊を…を繰り返す事18回…十分な間隔も空けてあるので切り口の部分も塗装できます。

 下の写真はザク少佐の口モールド復活方法。
 いい感じに伸ばした伸ばしランナーと、ザク少佐のお口に合う0.5mmプラ板を切り出した物を用意しておきます。
 そしてそのプラ板に伸ばしランナーを水平に貼り付けて行きますス。
 乾燥したら裏返して、余分な伸ばしランナーを切り飛ばせばOK!
 ザク少佐の口に関わらず、細かい所のラジエータとかを作るににはお手頃簡単な方法なのでお勧めです。
 伸ばしランナーの太さを調整すればどんなに細かい筋モールドも思いもままなんですが…大きすぎると頃には違和感が会って使えません。
 そういう場合は、伸ばし物はランナーでは無く、三角プラ棒や角プラ棒を伸ばせば、三角や四角の細いものを作れるので、それらを等間隔に隙間をあけて貼り合わせればできると思います。
 伸ばす時に使うライターやろうそくの火は、プラ模作るような机の上では可燃物が多いので注意!
 プラとかは元より、説明書等の紙類、そして塗料系がシンナーの場合は大変危険です、くれぐれもご注意を!!


1週間でできるカトキ氏&ザク少佐 [5]

 いよいよ塗装に入ります。
 塗装の仕方とかは模型誌や他のサイトを参考に…私の解説よりきっと正しいでしょうし(汗)。
 私はエアブラシを使ってますが、筆塗りでも構わないと思います…どちらにしても焦らずきちんと乾燥するまで待ちましょう。
 

第一次塗装終了

口の中モールド

 つー訳で[4]からしばし時間を置き乾燥させ、傷とか埃や破損をチェックして問題がなかったので早速即座に第一次塗装に入ります。
 …なんかタミヤアクリルカラーのブラックとかレッドとかが底を付いていましたが…ブラックはスプレーを、レッドは底に残った物を溶液で溶かしつつ、HGUCシャァザクの時に作った残りを混ぜてマテリアルフォースの赤に近い色を作りました。
 ザク少佐の全パーツはこの赤に、カトキ氏は全パーツをホワイトで塗りました。
 …ザク少佐の方はほぼぎりぎり!
 もう少しあればもっと綺麗に塗れたんですが…一部パイプの発色がちょっと悪目です(泣)。
 モノアイレールは真っ黒に…実は底を塗り忘れていて後で筆塗りでエナメルで黒く塗ったのは秘密だ!(笑)

 で、例のザク少佐の口モールドを復活させたパーツを口に接着…中々のできだ!
 実は接着剤が多すぎて伸ばしランナーが解けてしまったり伸ばしランナーの太さがガタガタだったりで何度か作り直してます(汗)。
 まぁ見えにくい場所だし、OKかと!

 また、この第一次塗装の乾燥時間でモノアイとかツインアイを作っておきます。
 これらはWAVEのクリアーパーツを使います。
 それぞれモノアイ(ピンクの3.5mm)とガンダム目(クリアーのA)を切り出してバリをきちんと取り、モノアイはピンクの、ツインアイは黄色のラミテープをちょっと油紙の上に貼ってその上に瞬着で貼り付けます。
 ガンダム目はクリアーイエローを塗ります…そしてそれが乾いたら艶ありクリアーを塗って、それも乾いたらデザインナイフでラミテープごと斬り抜きます。
 それを後で貼り付けれやれば、少しの光でキラリと光を反射する目の出来上がりです!

 また、カトキ氏の股間のV字マークもこの時作りましたが…てこずりました。
 0.5mmプラ板の切れ端底面2mmの直角三角形をそれっぽく斬り出しです…デザインナイフでやりますが、細かくて大変大変…何度かやり直してようやくそれっぽくなり、黄色く塗っておきます。


1週間でできるカトキ氏&ザク少佐 [6]

 最後の工程です…最後の割には特にエナメルの乾燥時間を考えてない気もします(汗)。
 特に最後のクリアーコートは全てのパーツが十分に乾燥してからする用にしてください。
 あと埃に注意…吹く前に確認し、吹いた後もなるべく埃が立たない場所か、できれば蓋つきのケースの中にでも居れて感想させましょう。
 

塗装終了!
 と言う訳で、第一次塗装が感想してから今度は細部に移ります。
 まずは各部の墨入れ…本来ならパーツの塗料の隙間にエナメルが染み込んで取れなくなり黒ずんでしまう事を避ける為にクリアーコートするんですが、全パーツ艶ありで塗装しているので論理上大丈夫の筈。
 ちょい薄めたエナメル黒を筋彫り治した筋に流し、筋に十分行き渡らせてから、一時間ほど乾かしたら拭き取ります。
 本来は本体色に合わせて微妙に墨入れの色も変えるんですが、多少誇張した表現になった方がいいのでブラック100%です(笑)。
 きちんと筋掘り直しができていれば楽に出来ますが、浅かったりした場合は拭き取りと一緒に拭けてしまったりするのでこの筋掘り直しはきちんとやっておきましょう。
 最低一時間ぐらい乾燥させ、それが終わったら一度艶ありコーティングしておきます…これで入れた墨はもう落ちなくなります。
 ザク少佐はまだしもカトキ氏はこの後、顔の内部やおいなりさん上部の塗装が待っています…下手をすると墨入れが危険なことになるので安全の為。
 それも乾いたらお顔の塗装…顔の内部はひさしもあるので筆では塗りきれません…爪楊枝にちょっとつけて塗りつけます。
 …これまた大変、何度も何度もやり直し、ようやくそれっぽく成るまで何時間か掛りました…。
 あぁ、自分の不器用さが恨めしい…ひさしの所に着いたり、はみ出したり、吹き取ったり…。
 まぁ何とか見れる状態にまでなったのでこれで乾燥まで待ちます。
 股間のおいなりさんも赤く塗ります…ここで気が付いたんですが、一番上の面塞いでないよ!
 残り時間は僅か、泣きながらプラ板を貼り付けてアルテコのSSPを盛り、削って面を均しホワイトを筆塗り塗装…アルテコのSSPは乾燥が早くて助かります!
 これらが乾いたら、モノアイやツインアイを貼り付けます…これも瞬着。
 ザク少佐はこのあたりでパイプを装着します2mmもモビルスプリングは周囲を1週できる長さに切り、パイプと針金を通します…この時パイプを調整しましたが、やはり8つの方がしっくり来るので片側8つの計16個でやります…角度や位置をチョコチョコ調整してイメージ通りに。
 ザク軍曹のFG付属のものより太いのですがこれもありかな?
 …問題は、パイプが太くなったので肩周りに何かを担ぐアクションがし難くなった事と、頭部重量が増して少々バランスが悪くなったこと……まぁバランス取りと肩にはかつがないということでクライアントには納得してもらおう(汗)。
 そして全パーツを艶ありスプレーでぶしゅ〜っとクリアーコーティング。
 垂れる寸前ぐらいまで吹き付けます…そりゃぁもぉ通常の3倍かと思うような勢いで(笑)。
 俺的にカトキ氏やザク少佐はつやつやにテカっているぐらいが良いと思うので、艶ありクリアーを吹きますが…その為にも湿度が多いとカブルので湿度は大敵です…その為にも温湿度計を買った訳ですが、今回仕上げの段階で大雨&湿度高(泣)。
 とりあえずぎえりぎり納期の朝まで待って晴れ、湿度55%にまで下がってからクリアー吹きました…おかげで曇りも無く出来た!


 完成!

 塗装なのでカトキ氏とザク少佐も同時に作業…当日の早朝まで雨が降って湿度が高く、完成があやぶまれましたが、雨も止んで湿度55%をギリギリ下回った瞬間にクリアースプレー開始!
 何故ここまで湿度に拘ったかというと、マテリアルフォース改造の品はつやつやを身上としており、その為厚めにクリアー吹きするので通常よりかぶり易い訳です。
 成功するとつやつやになってくれるのでとても嬉しいので、この辺は気を使って表面処理をして第一次塗装も全て艶ありを選んでいる訳ですから。
 クライアントには大受けでした…特にカトキ氏のおいなりさん50%増(当社比)(笑)。  そんな訳で完成しました。


集合写真…フラッシュを焚いたのは目を光らせる為。 カトキ氏が目立ちたがり屋です(笑)。
 

そんな訳でザク師弟コンビに襲われるカトキ氏…しまいにはフランキングされる。 カトキ氏の運命やいかに!?
【ザク少佐】

←:私の手向けだ…姉上と仲良く(略)なザク少佐…本当は大佐だしバズーカ違うけど   →:ライバルカトキ氏との戦いに気合を入れるザク少佐
 

※カーソルを乗せると拡大!
ザク少佐と言えば白馬に乗馬で妹と再会…ということで白馬(風雲再起)に乗って貰いました。
右側はザク軍曹が栄誉である綱取りをさせていただいている。

 

槍兵と大将的(笑)。 
【カトキ氏】

※右側はカーソルを乗せるとUP
←:割と股間のおいなりさんを強調するカトキ氏(笑)。 →:乗馬中のカトキ氏…股間のおいなりさん増量の結果、ザク少佐より安定します。

 
 とまぁ、こんな感じで大体1週間で出来た感じです…途中休んだ日もあったので実質5日?
 普通のプラ模(1/144ガンプラ)に比べ、頭とかしか作ってないので作業自体は少ないです、その分さっさと次の工程に進めるので一日少しづつ作業してもそうはかからないでしょう。
 費用もマテリアルフォースが500円ぐらいと頭部ですのでジャンクパーツからでも拾ってくるか、無いならFGや旧キット等の安いものでも十分、逆にヘタに高い物を買うと残りパーツの処分に困ります(笑)。
 まぁ部品請求すればイイんでしょうけどね、腕に自信のある人は残りパーツでマテリアルフォースが着込めるアーマーを作ってやるのも面白いかも…(笑)。
 やってみれば割と簡単ですので、自分のカトキ氏やザク少佐が欲しいと思っている人はチャレンジ!



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