『ザク軍曹』   [ミクロ素体改造:スケール NON]
[完成品]

UC−41.10.12 登場、ザク軍曹!

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『甘いぞGOZAっ!』
 ああっ…貴方はッ!!

カーソルを載せるとフラッシュなし
『高みを目指す事にプロもアマも無い…全ては本人の心掛け次第!
 妥協ばかりして自らのプラ模スピリッツを高められると思っているのか!!』


 …と言う訳で、ミクロマンの素体が手に入ったのでやって見ました(笑)。
 本当ならばフレッシュ(肌色)にして、ガンダムの顔とパンツで今、巷で大人気のカトキ氏かときうじをやるところですが…トイザらス限定のこの商品、いくら再生産しても一瞬で売り切れます
 そこでトイザらス限定カラー(つーかこの商品自体ここ限定では?)のグリーンを買いました。
 いつの日か手に入れたいカトキ氏(肌色)の為に、いろいろいじったり分解したりしようと思って…どうせ500円ぐらいなんだし。
 …で、アクロイヤー買ったんで可動は大体判ってましたが、いやぁ…いい可動だよねぇ…とりあえず頭を乗っけようか…と思いましたが、手近にガンダムヘッドがありません。
 緑色繋がりと言うことで、とある物をちょっと穴をあけてやればスッポリと入った奴がありました…それが上のザクヘッドです。
 その瞬間、彼は緑色の試験用おもちゃではなく熱い魂を持った一人の漢となり語りかけてきました!
『私の名はザク軍曹!
 貴様の根性を叩き直す為帰ってきた!!』

 帰ってきたってどこから!?
 …とツッコミ所はいいとして、とりあえずザク軍曹誕生の瞬間でした(笑)。
『今の私は未完成…言わばサフ軍曹
 貴様の最初の仕事は、この私の頭部を完成させる事だッ!』

 と熱く語ってくれるので、他にもザク色に塗りたいパーツもあることだしマズは我らがザク軍曹を最優先事項で完成させたいと思います。(笑)
 以後、プラ模や食玩のサイズ比較、ボケもしくはツッコミ担当として、そして私の性根を叩き直してくれる為にちょくちょく登場していただこうと思っています。
 それにしてもこのミクロマン素体、相変わらず可動がよさ過ぎ…

カーソルを載せると別ポーズ
 関節の二重関節など当たり前、このようなポーズが自由自在、ザクマシンガンを改造とかまったく無しで両手で正面に構えられます!
 しかも手首は5種類左右ついてますので、表情付けにも苦労しません!
 いやぁ…赤いの買ってきて角付きザク頭部乗っけてみたり、青いの買ってきてギャンの頭部乗せてみようか(笑)。


UC−41.10.13

『さぁ、我が頭部を作り直すが良いっ!!』
 そんな訳で、早速ザク軍曹の頭部を作ります。
 現在の頭部は今製作中の『空挺ザク』の頭部ですし、穴空けて刺してるだけなので首の回転はできますが、傾けたり上下ができないし、内部のモノアイの可動もありません。
 そこでFGザクの頭部を改造し、モノアイが可動できて首はボールジョイントでの接続を目指します。
 FGザクの頭部は『重雷撃用ザク』でいじった事があるのですぐに作業に入ります。

カーソルを載せると次の作業
1:モノアイ部分の繰り抜き[写真そのままの時]
 FGザクの頭部は左右貼り合わせで、モノアイも一体化しています。
 モノアイ可動も考え、張り合わせる前にこの部分を繰り抜きます…この時左右にある柱もなるべく薄く削っておくとそれっぽいです。
2:頭部の張り合わせ[写真カーソル乗せたの時]
 そこそこに加工したら張り合わせます。
 接着剤をハミ出るぐらいたっぷり塗って、合わせ目消しもしてしまいます。
 それに、加工後は頭部の中はほぼ繰り抜いてしまうので、外側だけで強度を保持しないと行けませんから。
 もちろん接着剤を塗ったくって張り合わせた後は、がっちりクリップしてしっかり接着させます。
 多少のズレや凹みは気にしません…FGザクは頭部に余計なモールド(シャァザクなら角がある部分)があるので、接着が乾燥した後でパテかもりもり君かアルテコSSPで埋めるので、その時に一緒に修正しますから。
 この状態で2日ほど放置します…1日でいいかもしれませんが、最近は気温も低いですし、塗装が終了した後から引けて凹みになってしまうようなハメにならない用、念には念を入れます。
 ……放置するだけですしね。
 後は動力パイプのパーツライン消しにヤスリ掛けを少々。
 明日にはモノアイレール部分だな…ザク軍曹に叱られる前にとっとと完成させてしまおう。


UC−41.10.14 空のザク軍曹

 週末になりつつあり、そろそろ燃料が切れかかって夜遅くまで起きていられません。
 それでも日夜ザク軍曹を作らないと、お叱りを受けてしまいそうなので作ります。
 今日は頭部の乾燥中に内部のモノアイの部分を作ります。
 …で、位置の調整に昔作った『空挺ザク』の頭部を使ってサイズを割り出したりしていましたが…ついつい遊び始めてしまいこんなポーズを…!

カーソルを載せるとUP
 さて、何の上に立っていて何のポーズなのでしょう(笑)。
 正解は……この下に!



















カーソルを載せるとちょっと角度違う
 とまぁ、そんな訳でシエル先輩でした(タイトルはここに繋がる)。
 ちなみに右下にあるものは、ザク軍曹の手首パーツ…ミクロマンの時はビニールに入っているだけで紛失し易かったんですが、手首を差し込んでまとめて置けるパーツが付属し、見易く紛失し難い心使いが行われています…グッジョブ!
 ザク軍曹は、色違いますし角も無いんですが、こんな感じになると思います。
 …しかし角が付くとやはりナニか違う…やっぱつけた方がいいかな!?

 ………で、この日はザク軍曹を他にもいろいろなポーズを取らせて遊んでいるうちに眠くなり、その日の内に寝たので結局ほとんど何もしてません(ギャフン)。
 明日は乾燥も終わっただろうから頭部の内部の加工と、モノアイ部分の加工、接続を行おう…時間を考えるとアルテコのSSPを多用した方が良さそうだ…週末に掛けてザク軍曹と、ドダイ現地回収型、空挺ザク、それにガルスの塗装…と、やる事は多いがここで踏ん張っておかないと航空機大会に間に合わん!


UC−41.10.17

 さて、この休み中にザク軍曹を仕上げましょう!
 と言うわけで、素材は以下のようになっております。

左から、FGザク頭部、エバ緑社の約9.5mmプラパイプ、ガンプラの余りポリパーツ、アッガイの関節パーツ
 FGザク頭部はご存知の通りモノアイレール部分をくり貫いて、シッカリ接着しておきます。
 エバ緑社の約9.5mmプラパイプはモノアイ部分より長めに、そのまま首の下あたりにまでくるぐらいの長さにしておきます。
 さて最大のポイントは、アッガイの肩関節のパーツの球形パーツです…実はガンプラで初の球形パーツはアッガイだったんですね!
 『アッガイ』の時にキットのパーツは何も使わなかったので余ってます、これがどの余りポリパーツに合うかは時前に調査済み、こんな事もあろうかといろいろ組み合わせを調べたおいたのが役に立ちました!
 ちょっとキツ過ぎだったので、アッガイ球形間接の方を心持ち削ってやります。
 さてこれらをいかに調理するか…こちらに加工済みの物を用意いたしましたのでご覧ください。

開口済みのFGザク頭部、ガンプラの余りポリパーツ、加工したエバ緑社プラパイプ
 頭部は、下部をくり貫いて内部もすっかり綺麗に掘り出します。
 エバ緑社のプラパイプは、球形ポリパーツの出っ張りが上手く嵌るように溝を切って置きます。
 それに入る球形ポリパーツは多少大きめでしたので、きちんと入るように周囲を削っておきます…下部分を1〜2mm切って置けば可動がやり易くなります。
 これらを↓のように更に加工します…。

左上:モノアイレール部分、右上:ザク頭部内部、下:本体接続部分
 エバ緑社のプラパイプにポリパーツをハメ、上部に1.2mmプラ板で蓋をし、その間はもりもり君を充填して固め、上部になるべく垂直になるように3mmのプラ丸棒を刺してこれらも固定します。
 このプラ丸棒は後に長さに合わせて切断します。
 …今回は賞味期限切れかけのもりもり君を処分するつもりだったので使いましたが、これはあるのであればアルテコのSSPでも強度も速度もあるのでいいと思います。
 ザクの頭部も、頭部内側に0.5mmプラ板を1cmの円に切った物の上に薄く切った3mmのポリキャップを乗せ、そこにもりもり君を盛り付けて頭部内側に貼り付け、固定します。
 この時にポリキャップとプラ板に3mmプラ丸棒を刺したまま作業すると楽ですし、また頭部内側はカッターでザクザクと傷をたくさんつけておけばもりもり君の喰い付きがいいです…ここもアルテコのSSPを使った方が、喰い付きも強度も時間もいいのですがね…アルテコさんちのSSP、値段はお高いですが待ち時間も短く無茶な改造をする私には完全に必需品になりました。
 そしてアッガイの球形パーツは球形パーツだけを切り取って3mmの穴を開け、ミクロ素体の頭部の棒に差し込みます…ミクロ素体をお持ちのかたは判ると思いますが、頭部の棒は切ってあります…完成品は調整の結果、更にぎりぎりまで切りました。
 これを塗装して組み合わせると、ほぼザク軍曹は完成です。

なるべく近い色のスプレーたったんだけどなぁ…
 色を調合して本体色に似せるのは至難の技だったので、家にあったタミヤの似たような色のスプレーで塗装しました…モノアイレールも黒い模型用ではないスプレーで塗装。
 モノアイレールは発色がいまいちなのでもう一度塗り直しかな?
 このスプレーを使った時、人体で感じる以上に室内気温が下がっていたらしく…いろいろと大変でした。
 ザク軍曹はまだマシな方で…もう一つの赤い色をスプレーした方はさんざんでした。
 サフの下地効果…塗料の喰い付きを良くする効果は伊達じゃないんだなぁ…。
 とにかく、ザク軍曹は塗装をほぼ完了…墨入れとモノアイレールを再塗装した後は、モノアイを貼り付けてやります。
 その手のクリアーピンクの市販パーツを、モノアイレールの曲面に合うように多少削りを入れ、裏側を銀色に塗って、
 作業効率を考えてまだランナーからも切り離していませんが、一番左上の光っている奴がザク軍曹のモノアイになる予定です。
 モノアイレール再塗装、モノアイ接着、墨入れ、クリアコートと残りの工程を考えれば、どうしても乾燥期間が必要なので完成にはもう少しかかりそうです。


UC−41.10.24 完成! ザク軍曹!!

 気泡ができたりモノアイの大きさを間違えたり墨入れが上手くいかなかったりとなにかと難航したザク軍曹ですが…ついに完成!
 ちょっとした改造を施したFGザクの頭部とミクロ素体の合体でこんなすばらしいものがっ!!
 ミクロ素体自体の広い可動範囲はそのままでどんなポーズも思いもまま!
 手も6種類ついてあり、1/10やMSの1/144の武器や装備品も手に持てます!
 素晴らしい…これは遊べる…!!
 御託は後に回すとしてとりあえずお姿を見てやってください!

←:カーソルを載せるとよつばといっしょ →:モノアイも動きます

 作り方は以前説明した通りで工夫も何もあったもんじゃないです…とにかく作るのみ。
『遅いぞGOZAっ!
 製作を開始してから12日…一体いつまで掛っていたのだ、このウスノロがっ!!』

 うへぇっ…ソーリー・サーっ!
 とりあえず言い訳を許可してもらえるなら、ザク軍曹殿の頭部の塗装に使用したスプレーが、折からの気温の低下によりきちんとミスト状にならず、リカバーするのに厚めに吹いたところ…しばらくしてから気がつかない内に塗料の貯まった所に気泡ができ、結局そのリカバーにペーパーかけて削り再塗装…と言う工程を何度か繰り返した為です!
 それに、ザク軍曹殿のモノアイの大きさを2回間違え、結局手持ちのクリアパーツでは合わないと判って買い直しに行ったからであります!
『この大莫迦者っ!
 気温が低い時のスプレーは、あらかじめ部屋を暖めておくか、スプレー本体をお湯に付けて暖めておく事が基本だ!
 しかも許せんのは、最初に失敗した事を2度も3度も繰り返している事だ、この鳥頭め!
 同じ過ちを繰り返す奴は役立たず以下の大莫迦者だっ!
 しかもモノアイのサイズも、時前に確認すればサイズのミスは防げたというのに、見た目だけで適当に決めてやるからそういう事になるのだ!!
 サフ吹きや塗装等のスプレー使用にはコンディションの確認!
 パーツの使用は事前のサイズの確認やパーツ間の刷り合わせや!!
 全て基本事項だぞ、次にやったらその重いケツを蹴り飛ばして冬の日本海に叩き込んでやるからそう思え!!』

 サー、Yes サーっ!!



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