『Transport aircraft 〈MIDEA〉ミディア輸送機』  [ガンプラ:スケール 1/550]

 
 
[設定]
 ミデアは地球連邦軍の標準的な輸送機である。
 速度も申し分無く、輸送もコンテナを交換する事で素早くでき、STOL能力も良かったが、その分装甲は低めで護衛を必要とした。
 コロニー落しにより海上輸送能力が壊滅し、ロジスティックを根こそぎ破壊された連邦は、このミデア級の中型輸送機を大量に運用する事で急速に戦力を立て直したという。
 初期の頃の輸送部隊は各地を飛び回り「滑走路が暖まる暇も無い」「コーヒーの一杯も飲む時間が無い」「1日の気温差が30度以上も出る」等と言われていた。
 こうして連邦は戦力を建て直してMSと言うまったく新しい兵器を持つジオン軍に対して膠着状態にまで持ち込み、後に反撃を開始するのだが…結局一年戦争を通して輸送部隊は最初から最後までもっとも忙しい部隊であったという。
 
 このミデアは、輸送力の向上を狙った改良型である。
 ただし、ミデアは常に改良や生産工場毎により形状が違ったり、輸送するコンテナに寄り外見が違う為、このサイズの中型輸送機を総称してミデアと呼ぶのであり、1種類を呼ぶ名前ではない事に注意されたい…この事が後の研究かを悩ませるのであるが、これはまた別の話しである。
 コンテナをより大型のもので通常サイズの倍のコンテナを運用できるようである。
 また通常のミデアは尾翼が下向きについているが、これは着陸槍陸時に地面を叩いて破損したり、積荷を搭載する時に踏まれたりして危険といわれており、この機体はその向きを上部に向け、大型コンテナでの運用の利便性をよくしたものと思われる。
 記録によれば、一年戦争を通じてこのミデアはベルファストを本拠地とする連邦軍空軍に所属し、そこを拠点に活動していたようである。
 特に“第一特別攻撃航空隊”に運用され、大西洋を航空機を搭載してカナダ方面のジオン軍ファクトリーを攻撃する作戦や、MSが配備されるようになるとMSを搭載し、空挺作戦を行ったとの記録も残されている。
 
 写真の2号機はもっとも大型のコンテナを輸送する為、各エンジンが強化されていたようであり、また機長が胆力の強い男で、大西洋越えの空挺作戦においてもジオン軍迫る中、最後の最後まで味方を待ち続け、数多くのパイロットや兵士を救ったと言われ、“マザー・2”との愛称をつけられていた。
 この“マザー・2”はカナダのジオン軍ファクトリーベース強襲作戦で損傷し、終戦まで飛び立つ事はなかったと言われているが、戦後修理され今度は地球圏復興に世界じゅうを跳びまわったといわれている…。


[作成]
 見ての通り、尾翼を途中で切り離して上下を逆に取り付け、またコンテナは倍ぐらいに延長しました。
 カラーリングはパフがメイン、後はウェザリングにより色合いを変えてあります…コンテナは機体に比べて綺麗なんですが…判りませんね(汗)。
 後部ハッチは開いたままで固定…この大きさで開閉ギミックは仕込めませんでした(泣)。
 ちなみに…4枚目の合成写真は、千歳空港だったりします(笑)。


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