タイトル:『RX−75H:ガンタンク重装型』
[ガンプラ:スケール 1/144]
[完成品]

UC−36.12.25 俺的V作戦、開始!

 なかなか完成しないギャンに業を煮やし……というか、パーツを眺めてあーじゃないこーじゃない踊りを踊っているようではかなり末期症状なので、思い切って気分を変えることに。
 あまり違うのばっかりに手を書けるのもなんなので、簡単そうなUGUCRX−75“ガンタンク”に決定!
 と言うか、ギャンと同時に作る予定だったガンキャノンとか、ピクシーガンダム作りてぇ〜〜!とか考えていたら、なんだ三機作りたい奴があるじゃないか、それなら“俺的V作戦”が作れるんじゃないか!?
 そう考えると居ても経ってもいられなく(ギャンから気分転換したい)なり、いきなり作り出しました!

 で、一日でこんな感じに。

【右:パーツ全部】
 切って貼ったパーツ群。
 とりあえず切ってはっつけられる部分はさっさと接着してクリッピング。
 ……パーツをよく見ると、俺が何をしようとしているか判ります(笑)。

【左:前部三連装機関砲】
 
 ガンタンクの車体の前部に2つある丸い部分、これっていつ見ても砲塔が乗りそうだよなぁ……と思っていたので、早速やってみる。
 くりぬいて8mmのパイプがちょうど垂直に入るので適当に切って固定し、その内部に5mmプラ丸棒を刺し、軍艦のディティールアップパーツから良さそうなサイズの機関砲を接着。
 とりあえず稼動します。
 機関砲は帝国海軍の防盾付き25mm三連装機銃。
 スケール的には1/700なので、それを1/144とすると口径は……25mm÷700にしてモデルの口径を出して、それを×144すれば出る筈だから……約5mm。
 ってことは、5mm三連装!?
 ……うはっ、豆鉄砲だ(笑)。
 まぁ深く考えず、12.8mmとか考えておこう……Ez8の腹の回転機銃も12.8mmだった筈だからな!!



 とまぁ、こんな感じ(汗)。
 とりあえず暇を見てじりじりと作っていくとするか!


UC−35.02.09 全高を縮めろ!

 と言う訳で、一月末のホイホイさんも完徹で死にそうになりながら完成。
 爆撃後のような(by シン)机の上の惨状を片付けるのに一日半もかかったものの、すっかり綺麗になった作業机ですっきりとした気分で作業再開!
 ……未完成の山はとりあえず追いといて(汗)。

【下半身幅増し:前側】
 
 戦車的にターレットが旋回できないといろいろ不便かと思い、赤い部分を上半身が旋回できるように幅を広げます。
 まぁ戦車じゃなく自走砲だと考えるなら別に旋回しなくても構いませけど、キャノン砲が固定な以上、細かい照準するのに一々超信地旋回するのも足回りに悪いので、やっぱターレットが旋回するに越したことは無いかと思いまして。
 とはいえ、下手に横向けて大砲撃ったら横にコケたなんて、笑い話にもなりませんので、倒れない感じに全高も下げてやる必要がありますが。
 それにガンタンクって下半身に比べて上半身が薄く見えてカッコ悪い気がしたので、ターレット旋回もできそうな幅に幅増ししました。
 赤パーツは既に接着してありますが、カッターを入れて剥がし、5mmの角棒を挟み込んで再接着。
 正面のパーツ位置はそのままなので、後ろが延びる事になりので、後ろ側の傾斜に沿った部分がはみ出すことになります。
 で、どうするかと言うと……(下に続く)。

【下半身幅増し:後側】
 
 青い車体部分からはみ出した赤い部分は、5mmの三角プラ棒の角度を修正して接着し、開いた部分の隙間を埋めます。
 後ろの方も隙間が出来るので、いっそ切り離して下にズラし、下げて出来た隙間はプラ板で埋めます。
 赤いパーツの幅増しに挟んだ5mmのプラ角棒は、乾燥してしっかりくっついた後で削って均す予定。
 元々ここにも膨らんだポケット(?)みたいなパーツがくっついてましたが、上に飛び出していたので上半身旋回の時に邪魔になるので削り落としておきました。
 横方向にはパーツを復活させてやるのもいいかナァ。
 あと、上半身が旋回する時、面積的に赤いパーツの上面が見えてしまう所があるので、上面の隙間にそれっぽいパーツ入れてワンポイントにでもしようかと。
 それに上半身と接続する為、上半身を受けにしたいので、こっちに軸を打ち込まないと。
 あとあれだ、後ろ側に可動式の廃土板付けたいナァ、精密射撃時の固定用になるかな?

 ……それにしても、ガンタンクってクローラーの軌道輪が無いナァ……どうやってクローラー動かしてるんだか(笑)。

【上半身、コクピットの胸移動】
 
 と言う訳で全高を下げる一環として、頭みたいなガンナーコクピットの位置を胸部の中に埋蔵する感じにします。
 胸の真ん中を切り取ってぎりぎりまで削り、コクピットも左右を削りまくって中に納まるようにしました。
 まだジョイント部分作ってないので置いただけですが、次は内側に面を作ってやろうと思います。
 肩もキャノン砲の接続方法も場所も変えるつもりなので、ばっさりと削り落としました。
 そしてコアブロックは排除と言う設定なので、コクピットハッチ風場部も切り落としました。

 ……それにしても、後にガンナーコクピットだけで動かせるように改造したのだけど、コアファイターからは動かせないのだろうか?
 つーかコアファイターは被弾時に脱出して機体の戦闘データ等とパイロットを守るシステムの筈なんだが、ここが専用コクピットになっちゃったって事は、ガンタンクのデータやパイロットは要らないってこと?
 ハヤト要らない子?(笑)

【本日の成果】
 
 本日の作業結果、組み合わせるとこんな感じになります。
 当初の目的通り、コアブロックと頭部の胸部内移動を行ったので全高が抑えられていると思います。
 比較する写真無いので判り難いですが(汗)。
 とりあえず形はほぼ出来たので、後は上半身と下半身の接続部分を作ればいいかな?
 残りはキャノン砲部分と腕ですが、キャノン砲はバックパック一体化的するので次の機会にお目見えできる……といいなぁ。
 腕は大体ノーマルのままにしようと思いつつも、武装は全然変えてやろうと思います。
 キャノン砲もそうですが、もう火力の権化っぽくしてやろうと思います。
 いやアレだけ長い砲塔なのに、120mm低反動キャノン砲って……ザクマシンガンと同じ口径やん!
 センチュリーとかじゃ280mmだったりするので、こっちの方が似合ってるよなぁ。
 とは言え120mm低反動キャノン砲でも、“射程距離は260kmにもおよび、装薬によって実体弾(装弾数16発)を射出する”らしいので十分強力なんでしょうが……つか、戦艦大和より射程長くね!?
 んんん!? 大和の45口径46cm主砲の射程距離は42km……大体六倍の射程!?
 スッゲ〜〜〜……口径1/4で射程六倍……未来の技術はスゲェぜ!
 ともかく、凄い火力っぽくしてやるぜ……。



 こんな感じ、ほとんどを卓上のカダツケやエアブラシの調整やホース交換に時間かかっていたので、あまり時間が取れなかった……。
 ま、設計図もほとんど描かずにフィーリングで進めてますけどね、バックパックは面倒なので少し書くかもしれませんが、たまには(いつもか!?)行き当たりばったりでやってみようかと。
 つーか、大本のガンタンクもかなりアレな設計と言うか思想で作られた気も……。

 ともかく、俺好みな姿形に……俺色に染めてやろうと考えてます!
 俺の趣味丸出しで!!


UC−35.02.17 砲身合体!

 と言う訳で、更新チョイサボってましてが作り続けてます。
 今はこんな感じ……良い形が出来たので満足。
 だが気を緩めず、作り続けないと!

【車体の赤い部分の軸】
 
 赤いパーツ、昨日あった隙間に5mmプラ角棒を入れ、真ん中に2mmの穴を開けて真ちゅう線を刺し、そこにキットの軸を入れました。
 キットの軸は4mmなんですが、真ん中に切込みがあってそれが丁度2mmなので、2mmの真ちゅう線が丁度入るのです。
 こいつがターレットの軸になってくれます。
 また、裏側には力がいろいろかかりそうなので、プラ板とかを貼り付けて補強を入れました。

【胴体とコクピットの接続】
 
 見ての通り、5mmプラ角棒を両方のパーツに接着し、1mmの真ちゅう線を刺しておきました。
 可動も考えましたが、左右には動かないし、上を見る意味も無いだろうと言う事で固定です。
 こうして接続できて、旋回もできるようになりました。
 これ以上全高を下げると、腕がノーマルポジションでクローラーに接触するのでこの辺で勘弁してやります。
 で、それらが出来たことで……↓
 こんな感じに動けます。

【バックパック】
 
 砲身を直接本体肩に付けるようにはせず、バックパックに装着してバックパックを上下に動かせるようにしようと思います。
 バックパックはプラの箱組み。
 この時点是ほとんどの部分のパーツ切り出しは終わってますが、接続位置とか確認する為に上面は接着してません。
 ……しかしこの時既に、重大な過ちを犯していたのです……!

 腕はキットのままのものをバランスを見るために付けてみました。
 腕ってこれ以上曲がらないのか……まぁ下手に曲がりすぎるとポリとか見えちゃったり、クローラーに接触するからこれでいいか。
 キャノン砲の接続は、キャノン砲をバックパックに装着してそれを背負う方法にします。
 
 チョイ上から見るとこんな感じ。
 内部に2mmのローリングジョイントが仕込んであるのが見えますが、これでバックパック自体を上下に稼動できます。
 それに、背中につけた5mmのプラ角棒をの一部に削りを入れた2mmの真ちゅう線で接続します。
 バックパックの後面が四角く切り抜いてあるのは、ルーバーみたいなのを仕込む為です。
 今はまだ仮なので、完成時にはもう少し見栄えのいいようにデコレートしてやりますか……センスが無いので何ですが……。
 
 そしてバックパックは、こんな感じで可動できます。
 これで砲を上下させ、胴体の旋回ができるので反動とか考えなければ全方位に射撃できるようになりました。
 適当故に接続位置とかはまだ仮組み、是非シリンダー的ギミックを入れてやりたいので、その部分をどこにつけるかとか、長さとかも決まってなかったりするのです。


【砲身:旧→新】
 
 旧キットの砲身も使いますが、サイズが微妙に……というかかなり違っているので、どちらかに合わせます。
 HGUCの方が砲身にテーパーが無く、5mmのパイプを加工できそうなのでこちらに合わせます。
 旧キットをHGUCにあわせ、根元の方の角度を変え、先を切り飛ばし、5mmのパイプと取り替えれば……おお、なんとなく似てるようになった。
 後ろの方はまだですが、駐退機っぽい部分を付け加えてやろうとは思ってます。

【発覚したミス】
 
 さて、いよいよ砲身を組み込もう……と、なぜか設計通りに組もうとすると、あちこちでパーツの位置や形状が破綻してます!?
 おっかしぃなぁ〜〜〜〜と悩むこと数刻、サイズを測ってようやく発覚!
 なんと、バックパックの側面と後面が5mm足りなかったのでした。orz
 う〜む、小型のL型金属定規で5mmごとのメモリを一つ見間違えたらしいです(泣)。
 写真のバックパック側面をよく見れば判りますが、側面は5mm継ぎ足し分を貼り付けてます。
 ちなみに後面は途中で切断して5mm継ぎ足しました。
 これで何とか砲身が収まるようになり、ようやく正面の面に穴を開けられるようになりました。
 が、これが大変でした。
 なにせ砲身は約9mm、ピンバイスも最大5mmのしかないので、内径が9.5mmのエバグリーン社のプラパイプで円を書き、5mmのピンバイスで穴を開けてからそこまでデザインナイフで穴を広げ、仕上げ半円のヤスリで整形して仕上げました。
 これでやっと、やりたかったガンタンク四本砲身が形になった……ここまでくればもうすこし!

【もちろん稼動】
 
 バックパックに仕込んだポリキャップのおかげで、水平から垂直にまで動かせます。


【砲身、最大射角を取れ!】
 
 最大90度まで角度を付けられます。
 垂直にした時にバックパック(肩の上にまで乗っかるのでバックパックといっていいのか(笑))の裏側が寂しいので、本体肩上部からシリンダー的ギミックをつけてやろうかナァ。
 それに、ポリキャップ隠しも作らないと……もろ見えだ(汗)。

【バックパックの内部の構造】
 
 本来なら蓋を閉めるので見えない中身ですが、接着する時間が無かったので撮影。
 砲身の裏側にほとんどが5mm角棒のプラ片接着し(HGUCの後部のポリキャップは切り外した)、隙間を机上の適当なプラ片で埋めて固定、プラ角棒の中心に1mmの穴を開けて真ちゅう線を刺し、内部に5mmプラ角棒を柱的に接着して、そこにも1mmの穴を開けてそれに刺しました。
 微妙に前後できるので、射撃した時の砲身のスライドも表現できます。
 砲身と言えば、旧キットの部品を加工して5mmパイプを刺しましたが、キットの穴がパイプより微妙に大きくていまいち緩かったので、光硬化パテを隙間にねじ込んで固定しました。
 あ、旧キットパーツの上部に駐退機(?)のパーツつけてやらないと。
 本来紫外線が届かないと硬化しないんですが、透明なパイプなので出来た技(笑)。
 後は余分な部分を切り取りつつ、蓋を閉めて接着、ちょこちょこデコレートしてやる予定です。





 ここまできたらあとでかいのは腕の変更かな〜?
 どうせ武器付け替えるだけなので、気が楽です(笑)。
 あ、後部の廃土板つけなきゃ……今の季節、参考になる重機がいっぱい走ってて資料には困らないな(笑)。


UC−35.06.17 更新サボってましたが……

 なんだかんだと進んでました、まぁ途中でホイホイさんコンテストに全力を注いだので途中で止まってましたが。

【バックパックのシリンダ可動】
   
 と言う訳で、バックパックに蓋をつけました。
 さらに、こんな感じでシリンダを取り付けました。
 右の写真の腕の入る穴から、シリンダが縮んで本体内部に収納されているの見えると思います。
 バックパックとの接続はバックパックに三角形のプラ片を二枚、シリンダの幅で接着し、その間を細い真ちゅう線で接続しています。
 ちなみにシリンダの元部分は接着してません、なんちゃってシリンダです(笑)。

  【左腕装備】
 左腕はマルチパーパスになってて、必要な装備を四面のラッチに接続して組み合わせられると言う設定。
 今回はレールガン、大型有線誘導ミサイルパック×2、スプレッドミサイルポッドになってます。
 レールガンは陸戦ガンダムセットに、大型ミサイルは08小隊GMに、スプレッドミサイルはHGUCガンキャノンに付いていたのに、最終的に上面に弾装っぽい物をつけてあります。
  【右腕装備】
 こっちはコトブキヤのMSGのP-135 ガトリングの1mmを使い、プラ材と市販パーツで二連装回転機関砲をでっちあげました。
 一本だとありがちなので、二本差しにすれば強そうかなと(汗)。
 右側に斜めに刺さっているのが弾装、右腕の左側にある斜めの下側にあるスロットから薬莢っぽい物をザラザラ落とします。
 無限軌道に詰って動かなくならなければいいんですけどね(笑)。
  【腹部の隙間のディティール】
 プラ板を入れ込んで切り込みをつけ、その中にエバグリーン社の斜め段差モールドのプラ板を入れました。
 やっつけな仕事でしたが、旋回時にチラ見えしかしないのでまぁいいかと。
  【腰装備】
 こうなると腰もなんかの箱型のブロック付けるだけでは少し寂しい。
 そう思ってジャンクパーツ箱をごそごそやってたら、円筒のミサイルポッドを発見!
 ダグラムのなんかのキットのパーツかなぁ?
 接続部分をプラ材で作り、接続の軸にポリキャップのランナーを使用。
 これでそれなりに可動も保たれます。
  【バックパック接続ポリ隠し-前側-】
 バックパックを上げると目立つむき出しのポリキャップを隠すパーツを作ります。
 プラ材で作り、ポリパーツの余りの2mmの穴に入れて固定しときました。
 ちなみに、下のポリ隠しもあるのでまずバックパックを水平にして差し、その後90度上に向かせてこのパーツを取り付ける事により、どの方向から見てもポリパーツは見えなくなります。
  【バックパック接続ポリ隠し-後側-】
 なんとなくでかい歯車でゴリゴリ角度を変えている感じが出したくなったので、はしご風というかそんな感じのディティールを付けたパーツをプラ材で作って接着。
 実際にはこんなピッチの荒い歯車だと正確な角度は出せないでしょうねぇ、まぁ雰囲気雰囲気。
  【廃土板】
 後ろ側につけた廃土板は、それっぽく見えればいいやって感じのやっつけ仕事の局地。
 裏側はどうせ見せませんしね!
 プラ材でそれっぽい物を作って、細い真ちゅう線で可動を確保。
 一応シリンダー部分は稼動できますが、実際にこういう機械作っても多分思うようには動かないでしょう(汗)。


【工作終了】
 そんな訳で完成した部分をサフを吹く前に合体させます。
 つーかガンタンク、軌道輪っポイ物はどれなんだろうか……ロシア式に無限軌道の真ん中にあるピンで動かしているんだろうか?
 軌道輪は前か後ろか……まさか上なのか!?
 まぁ、接触部分が一番多い後ろって気がしますが。




【いきなり基本塗装終了】
 
 ブラックグリーンを基本に、腹の部分はダークグリーン、腕はフィールドブルー…だったかな?
 黄色いパーツはキットのままペーパーかけただけ、砲身はライトグレイ(?)、回転砲はガンメタルで、レールガンだけはオリーブドラブだったかな?
 あとは泣きながらコクピットの内部を塗り分けています、一番役に立ったのは爪楊枝(笑)。
 その後、つや消しクリアーをかけてから墨入れしてます。
 写真は墨入れした後、仕上げがまだだった我が戦車軍団(鹵獲戦車ばかりですが)も一緒に墨入れ中。
 ……が! つや消しクリアーが雑だったのか粒子がザラザラ過ぎて、入れた墨がその居あだに入り込んで拭き取れなくなって黒ずむと言う、何度やったんだよお前はって言うミスを犯してしまってます!
【墨入れ拭き取り終了】
 
 苦労して墨を拭き取りました〜〜〜。
 もうごしごしと綿棒を使いまくって、ついでに雨だれっぽいのとかも微妙につけておきました。
 そんな感じでキャノピー以外はパーツが出揃い、合体させました。
 この写真はフラッシュを焚いてます。
 後はドライブラシをかけてウェザリングで少々汚してやろう。

【記念写真】
 
 我が戦車軍団そろい踏み(笑)。
 左からSU−85(ドイツ軍鹵獲)、M3軽戦車(日本軍鹵獲)、俺的ガンタンク。
 全員同じ色っぽく見えますが、実際は微妙に変えているんですけどね……判らないんじゃ意味無いよなぁ……。
 なんとなくスケールが一緒っぽく見えますが、SU−85とM3軽戦車は1/35、ガンタンクは1/144です。

【実際のスケール】
 
 実は同スケールだとこんなに違います。
 ガンタンクの下側にある三色迷彩の砲戦車は、厳密に言えばSU−85ではなくISU-152であり、全長にしてSU−85より1.03m長いんですが、まぁ似たようなものとしての比較と言う事で。
 ガンダムワールドなら61式戦車がいいんですが、ぱっと持って来れなかった。
 ……でけぇ、でかいよガンタンク!
 転輪も同じ働きをするとは思えない! ロケット移動台位あるよ!
 SU−85は全備重量で29.2t、ガンタンクは全備重量で80.0t、やっぱでかいぜ……ん?
 …………んんん???
 いやいやいや、逆逆逆!!!
 見た目でこんなに違うのに、なんで重さで三倍弱しか重くないの!?
 まぁこの俺ガンタンクがバックパックデカイですし、砲も四本ありますが、ガンタンク軽過ぎね!?
 ガンダリウム合金が、鋼鉄の1/10の重さしか無いとかじゃないと納得できないんですが!?
 まぁ、我が国の90式戦車が約50t、ガンダムが60tとと言う時点でナニなんですがね……持てるサイズの戦車とあまり変わらない重さですから……。




 まぁこんな感じ、6月13日、はやぶさの帰還日と同じ日のホイホイさんコンテスト締め切りまで中止してましたので、そのうち再開する予定。
 あとは上で言いましたが、仕上げの段階だけですからね!


UC−35.10.17 いきなり完成!

 と言う訳で、エクセルホビーの第二回ホビーコンテストには、何とか提出しました!
ttp://excel-hobby.com/
 なんと60作品も集まったそうで、盛況でよかった良かった。

    
    
    

 え!?
 なんでいきなり四ヶ月経ってる上に、エクセルホビーの第二回ホビーコンテストに出品する話になってるんだって!?
 それには深くて暗いお話が……ぶっちゃけ、エクセルホビーの第二回ホビーコンテストには
デザートザクのディオラマを作ってたんですが、度重なる田舎強襲等によりついに利き腕に激痛が……っ!
 腱鞘炎みたいなのだと思うんですが、肩〜肘〜中・薬・小指にかけて痛みがあり、物をしっかり握れないと言う状態。
 ちなみに私は昔の剣道やってたときの癖か、物を握るときは主に中・薬・小指でホールドします。
 特にハンドルとかはこのおかげで親指と人差し指でのみでしか握れず、不自由な目に会いました。
 もちろん、カッターやニッパーは使えません、こうしてデザートザクのディオラマは制作できなくなってしまったのです……しかし、馴染みであるエクセルホビーのコンテストには出場したい、入賞は端から無理でしょうが、コンテストを盛り上げるのに作品を何か出したい……っ!
 でどうしようかと考えて、ふとこのガンタンクが最後の仕上げの手前で停止していた事を思い出しました!
 仕上げは筆や綿棒は親指と人差し指で摘んで使えばなんとかできる!
 苦しいのはスプレーだけど、反対側の腕を使えば大丈夫だろう。
 しかも丁度いいサイズのベースが前に作ったのがあり、これにヴィネット風に仕上げれば見栄えも悪くない!
 発泡スチロールぐらいは力が無くても切れるし、ベースは紙粘土とタミヤの新商品があるから……行けるか!?
 と言う訳でガンタンクにドライブラシやウェザリングを施し、丁度良いサイズのベースに地面を作って提出とあい成りました。




 ガンタンクの最後の仕上げである、ウェザリングやドライブラシやフィルタリング等はいつもの方法なので省略。
 ……と言う訳にも行かないでしょうね(笑)。
 というか、この辺は全て戦車の技法を用いてます。
 一度全身を艶無しクリアーしてから全身に薄めたエナメルの黒+フラットアースを薄く延ばし、同時に錆の流れを書き込みたい所にもエナメルのフラットブラウンを多めに筆等で書き込んでおきます。  一時間ぐらい乾燥させてからエナメル溶液を含ませた綿棒で拭き取りつつ、水汚れや錆が流れているのを残して行きます。
 ただ、今回は以前の『ジオン軍鹵獲ガンキャノン:“ガキ”』まではボロボロにしたくなかったので、あまり派手には残しません。
 普通に運用している部隊なら、あまり派手に汚れたままにしているなんて事は無いだろうと……継戦中でしっかり整備できないならまだしも、そんな手抜きしてたら整備班長のオヤッさんに海に叩き込まれれてしまいます(笑)。
 その後、再びつや消しのクリアーでコートした後、エナメルのグレイ系を適度に混ぜたのでドライブラシをかけます。
 塗料を含ませた平筆を調色皿でこそぎ落とし、さらにキッチンペーパーにこすり付けてほとんど色が出なくなるまでこすりつけ、凸凹の多い部分や角部分にかさかさとこすり付けと、微妙に色が付く感じにしておくとエッジが際立ってそれっぽく見えます。
 あくまで微妙に色が付く感じに留めておくのが吉だと思います、派手にやっちゃおうとそれはそれで剥げチョロになっちゃいますしね、
 同様に、下半身にはパフとかフラットアースとかで土埃っぽい色を作ってドライブラシをかけています。
 この写真がそれらが見やすいかナァ……黒っぽい筋とか、エッジが白っぽくなってるとか、エアダクトの下辺りに微妙に錆っぽく色付いてますが……判るかナァ?
 ちなみに、微妙にパイロットが見えますが、黄色いノーマルスーツを着てます。

 しかし最後にまた問題が……最後のつや消しを吹いている時に、握っていた利き腕が力を失ってタンク部分が机から落下!
 あっ……っと思った時は既に遅く、破損!!
 後部の廃土板の片方のシリンダと廃土板の一部が壊れました!!!
 しかもシリンダパーツが見つかりません!!!!
 がっが〜〜〜〜〜ん!!!!!

 シリンダパーツはちょっと特殊な形状にしてあるのでなかなか作るのが面倒だったんですが、30分探しても見つかりません!
 結局、2mmのフレックスロットで作り直しに……この部分は可動だったのを固定にして何とか間に合わせました。
 いつも何か起こる……今回は痛む腕でも何とかカバーできて助かったぜ……。

 で、ここまでやったらベースに手をつけます。
 ちとピンボケですが、今は物が手元に無いのでこれで勘弁。
 ベースは発泡スチロールを切って土台とし、軽い紙粘土を盛ってタミヤの『情景テクスチャーペイント (土 ダークアース)』を塗り付け。
 これは『着色したセラミック粒子を配合したペースト状の水性塗料で、乾くとザラザラした表面になり〜』という説明通りの品物で、なんか漆喰やコンクリートを塗りつけている感じ。
 クローラーの部分は紙粘土で凹みをつけておき、ちょっと厚めにテクスチャーペイントを塗ってぎゅっと押し付けてやればクローラーの溝が付けられます、きちんとしたパターンは付けれませんでしたがまぁいいや。
 なかなか使い易くて、今回みたいな時間の無い時には重宝です!
 後は適当に地面が単調にならないように砂や草っぽいものを巻いて木工用ボンドで接着。
 寂しかったのでFGザクの腕を切り取ってデザートザクについていた平手をつけ、ちょこちょこデコレートと塗装とウェザリングをして残骸風にしました。
 デザートザクの平手には最近のザク風な手の甲の装甲は無いので、ここだけはプラ板を切りました。

 この情景テクスチャーペイント、元がアクリルなのでそのままクローラーや転輪にぬったくってやればピクメントっぽく使えますし、塗り過ぎても乾いてからがりがりと落としてやれば落ちるし、アクリル溶液を含ませた腰の強い筆で拭き取ればある程度を残して崩せます。
 そんな訳で転輪やクローラーにぬったくって、乾いてから適度に落としてそれっぽく。
 やり過ぎたりもっとやっとけば良かったところとかまだ会ったナァ……。
 最後に2Bの鉛筆を、転輪やクローラーの角に擦り付けて、今まさに金属が削れているような鈍い光を表現します。
 これはつや消しをかけてしまうと鈍い光が消えてしまうので、これをやった跡はつや消しクリアーとかはしません。

 ちなみに、時点でベースとタンクはボルトで接続しています。
 多分一番苦労したのがこの固定、後からガンタンクの上部に穴を開けてボルトを差込み、先曲がりのラジオペンチで固定しつつネジを回すと言うアクロバティックな事をしてました……せめて効き腕がまともなら……腕が三本欲しい。

 あっ、今見るとキャノピーの側面に色を塗って置けば、変な反射しておもちゃっぽくならなかったのに……ワイパーも付けたかったナァ。

 ともかく、このエクセルホビーの第二回ホビーコンテストのおかげで止まっていた俺ガンタンクが完成したし、利き腕が使えなくても提出できてよかった!
 入賞とか無理だろうけど、コンテストを少しでも彩って居れば幸いです。


P・S
 やっぱり入賞とかはありませんでした。


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