―――Project“JUAGGU”―――

プラン01
『量産型ジュアッグ』
iyahho


量産型ジュアッグ
「試作メカ」であるジュアッグを量産型として設計し直した機体。
この機体では、試作段階において問題視された部分を改修した機体である。ジュアッグの問題とはすなわち、

1:格闘能力の低さ
2:水中戦闘能力の低さ
3:過度の火力
4:運動性の低さ

新設計のこの機体の大きな特徴は、左右に付けられた大型の腕である。この新設計の腕により、問題点の1、2、そして3がまとめて解決されている。

外見は見ての通り、シールドの能力を有し、ビーム兵器の防御力は標準クラスなものの、当時量産が進められていた連邦のガンタンクなどに装備されている実体弾には効果が高い。

これは、そのなめらかな曲面が弾をはじくようにデザインされている為である。なんにせよ、機体を左右から大きくカバーするその腕は、ジュアッグの防御力を桁違いに高くしている。

普通のMSで肘にあたる部分、画像では一番高い位置にあるのはハイドロジェットで、左右に一基ずつ装備されているそれは、重量級の機体を水中で航行させるのに十二分の推力を与えている。

陸上ではデッドウエイトのようだが、実際には新型クローのカウンターウエイトを兼ねる。

腕の先にはシザース状の新型クローが取りつけられた。これによって皆無であったジュアッグの格闘能力は飛躍的に向上した。
 
フレキシブルアームを左右各2つずつ装備しているため、見かけよりもクローのリーチが長く、ズゴック以上の格闘能力が期待されている。

また、水中では腕は上下逆になり、水中でも使用できるようになっている。水中での格闘スタイルはグラブロのそれと酷似している。

クローの内部にはジュアッグ最大の特徴であるロケット砲が装備されている。ただし、砲数は三門より二門へと縮小されている。
 
これは、量産性の向上の目的と、問題3で指摘された「過度の火力」をおさえるためである。試験の結果より、設計者が二門で十分と判断したためだ。これにより、作戦行動時間も向上している。

本体には両腕以上の改良がされている。
 
まず、両足に改良が加えられた。超重量級のMSであるジュアッグは、地上での運動性がかなり低いと指摘されたためだ。
 
運動性を改善するために、様々な案が提案された。まず提案されたのがゾックやアッグのようなホバー式の移動方法であった。

しかし、ジュアッグの両腕の砲は実体弾であるため、ホバーは適切でないと判断され、かわりに提案されたのがキャタピラである。これはコロンブスの卵的アイディアであり、量産型ジュアッグの運動性に高く貢献している。

平地での移動時にはキャタピラが使用され、悪路では歩行方式を使用するのである。これにより、運動性の向上はもちろん、無駄な出力を押さえる事ができたため、結果として全体の運動性が向上した。

また、フレキシブル関節は、柔軟性は高いものの、対弾性が低いという問題点が指摘され、アッガイを参考に装甲が追加されている。

本体は実験装備を全て取り除き、その空いた部分に色々な装備、そして予備のプロペラントなどがかわりに装備された。

水中戦の貧弱さを補うために水中用の装備が新たに追加された。本体の四つの穴には、サブロック発射装置が新たに装備されている。これにより、水中でロケット砲が使えない弱点を改善した。鼻の部分には、機雷散布装置が追加されている。

頭部には新しくモノアイが後部に追加されている。これは水中航行形態の時に使用される。
 
ジュアッグの頭部はあまりにも大きく、水中航行時に大きな抵抗となるため、量産型ジュアッグでは頭を90度近く傾け、水中での水の抵抗を軽減している。もちろん、これにより後方の視界も向上している。水中航行形態では上下が逆になる。

ちなみに、量産型ジュアッグは、アッガイのように副座式に変更されている。

注)カラーリングは未定のため、製作者が楽な色で塗ってあります。決して今流行りのPS装甲とかではありません。

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開発主任:GOZAより
 いや〜、お見事です!
 肩の推進器や水中形態は私もアッグガイでやろうとしていたネタだったんですが…見事にやられました。
 脚はキャタピラですか…コイツは盲点でしたね!
 フレキシブルアーム収納のギミックと、外装をヒートプレスで技術的に壁に直面しているとのことですが、是非形にしてください…これは立体栄えしそうなデザインですから!
 当方は完成を首と気を長くして待っております!




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