『RX−78GP03p“デンドロビウム・アン・ブゥトン”』    
[ガンプラ:スケール 1/144]
[製作過程]


 標準ビームライフル+シールドに、バックパックはビームキャノン&レドームを装備して『スール』と合体している正面からの映像。
 ……いやぁ…『スール』が目立たない目立たない……『スール』はずっと下の画像で詳しく。
 よく考えれば、テールスタビライザーで接続するのだから、それと同じような可動範囲しかない訳です…。
 やっぱ『スール』に武器取り付けられるものがあれば良かったなぁ…。
 シールドの取り付けパーツは、ステイメンの物を使っているのでそのまま持たせられます。  レドームがなんだかのっぺりしすぎている上にサイズがでかすぎかなぁ…ビームキャノンも、今一のぺ〜っとした感じを与えるし…塗装でもっとメリハリつければよかったか?
 ちなみにビームキャノン…肩にくっつけての射撃体勢が…角が邪魔になって出来ません(泣)。
 ビームライフルのスコープは、ザクのモノアイに使うクリアーパーツの凸面を、銀色に塗ったスコープの凹面に貼り付けたものです…かなりお気に入りで、バズーカのスコープもそれに成っています。
 …この写真ではそのスコープを目立たせようとするあまり、右手の角度が凄く不自然な上にかっこ悪くなってしまったとたった今反省しています。


 同じ物の背後から取った写真。
 バックパックの背面でオプションを接続しているのが判るかと思いマス。
 ついでに『スール』とステイメンのドッキング方法が見て取れますが…まさにテールスタビライザーを突っ込んだだけです。
 ポリキャップとかの接続も考えましたが、テールスタビライザーになんかくっつけるのがいやでやめました。
 だから摩擦だけでくっついているという…逆さにすると抜けます(笑)。
 テールスタビライザーの稼動自体が、水平にするには少々辛いので…合体もその方向まで上げ難い物があります。
 基部の角度を変えればよかったなぁ…プラスチックの棒っこのみだから強度が不安で変えなかったのはちょっと失敗だったかな?


 お馴染み武器一覧…パースが付くので真上から撮影(笑)。
 ステイメン左:ミサイルポット
 ステイメン右:ビームキャノン&レドーム
 左:上から、シールド、高機動パック、プルバップマシンガン
 中央:上から、フォールディングバズーカ、ロケットガン、ハイパーバズーカ
 右:上から、ショートビームライフル、標準型ビームライフル、ダブルビームライフル、ロングビームライフル、ブレードビームライフル
 一番下:ガンダムモーニングスター

 ショートビームライフルは、真ちゅう管の銃口を、仕上げでははずしました…2mmのプラ丸棒に穴空けているのでも、十分それっぽく見えるので。
 ブレードビームライフルは格闘時、ブレード部分からビームサーベル見たいにビームが出て使用するという設定…つーか本来そげ起用であるロングビームライフルより長いし(笑)。
 このブレードビームライフルが一番手間隙か買っているだけあって、元ネタのテムジンのビームライフル並の出来になってよかった良かった。
 武器装備系はシルバーでドライブラシをかけてるんですがね…見え難いなぁ…あ、ガンダムモーニングスター抱けはカッパーでドライブラシです(笑)。
 ちなみにバックパックは、標準のビームサーベルを装備しています。



 ブレードビームライフル+ガンダムモーニングスターという色物を両手に装備し、左のフォールディングアームを展開してそれにシールドを持たせている状態に、バックパックはミサイルポットを装備。  フォールディングアームのみにシールド持たせられるのは驚きです…ABSは伊達じゃない(笑)。
 ちなみに、シールドは畳んである状態なのが判るでしょうか?
 ……なんかブレードビームライフルのブレード部分が曲がってる気がする…(汗)。
 これだと武器にドライブラシっているのが判るかな?
 ミサイルポット、3mmのプラ丸棒を2〜3mmに切り出した物を赤く塗って、ミサイル本体にすればもっと見栄えが良かっただろうに…今度やっておこう。
 あと、横の方にもなんかモールドが欲しいなぁ…黒い色でそれっぽく側面と下面辺りに…。



 フォールディングバズーカ+ハイパーバズーカ、右手のフォールディングアームがショートビームライフルを掴んでいて、バックパックは高機動パックです…。
 フォールディングバズーカのスコープも、クリアーピンクなのが確認できるかと。
 この2種類のバズーカは、一番エナメルの浸透&破損攻撃を喰らいました…ハイパーバズーカの取っ手部分はまぁ判るとはいえ、フォールディングバズーカのジョイント部分の端っこの方は予想不能…それどころか欠けたパーツもどっか行ってしまい、現在けっこうゆるゆるなので、両面テープで貼り付けました…(泣)。



 ロングビームライフル+ロケットガン+シールドに、バックパックはビームキャノン+ミサイルポット。
 まぁ当然こんな組み合わせも可能な訳でして。
 …今思ったが、ビームキャノンの青い部分の先端の穴あいてる部分は、オレンジとかの別色にしておけば良かったかな?
 ビームキャノンの砲身の下側はグレーかなんかで塗って…。
 どうもカラーリングにセンスが無いなぁ…。



 ステイメンのコアファイター。
 ビームサーベルフォルダ部分を切断し、ポリキャップを四角プラ棒に穴を空けて埋め込んでそれを接着してから、切り口をアルテコさんちのSSPで整形しました…ご覧の通り、オプションを取り付けることも可能です。
 …こいつがステイメンのバックパックになるんだから、分離すれば当然オプションはこうなると言えばこうなるはず、を体現したくて。
 ちなみに標準のビームサーベルだけは装備できないので、切り取ったパーツを差し込めるようにしてあります…だから標準のコアファイターも表現できます。



 コアファイター+『スール』、バックパックオプションはミサイルポットです。
 この写真なら『スール』がどんなものなのかわかりますね…ツインムサイ並の上下合体(笑)。
 本当はそんな予定は無かったのですよ…しかし、ステイメンのテールスタビライザーを縦に収納できいる用にと考えると、コアブースターの厚みが足りないんですよ。
 で、10mmぐらい幅増ししなきゃなぁ…そうなるとブースター部分が上に来るから切り離して真ん中辺りにつけないとなぁ…。
 なんて考えていると突然悪魔の囁きが…『だったらブースターを側面に2つにしろよ!』『上パーツにブースター部分付いているんだから、上下とも上パーツにしたらどうだ?』『どうせキット2つ持ってるんだろ!?』…5秒ぐらいで悪魔の勝ち…つーか天使なんていませんでした(笑)。
 後日談ですが、このコアブースターは本来『フライマンタ・ブースター』を2機作ろうと買っていて物で…どうせ売ってるから後で買いなおせばいいや…と思っていたら…何故旧キット『アッグ』『コアブースター』『武器セット』だけ売って無いんじゃい、キッヅドラゴン!!
 ……ひょっとして、買い占めたの俺ら!?
 まぁそれはそれ、再び上下ミラクル合体してみたら、なんかブースター部分と羽が×ウイング見たいだったので、せっかくだから『レッドリーダーより各機へ、翼を展開せよ!』と羽の取り付け位置を斜めにして見ました。
 ×ウイングなら羽の角度はもっと寝ているんですが、写真取った時にこの角度なら隠れ易いと思いまして…どうもこの辺りから翼の塗り分けがヘタレると予知していたようです…つーか予感してるなら回避しろよ!と突っ込みたい所ですが、『予感ではなく予知だ!』という事で…。
 なんせ『マスキング+エアブラシ』より『気合で筆塗り』の方が速いかと思ったですが…筆ムラの防止で2度以上塗りなおす手間を考えると、その時めんどくさくても、仕上げや結局かかる手間を考えれば『マスキング+エアブラシ』にすべきであったなぁ…。
 そんな訳で、羽の塗り分けと後墨入れの拭き取りが終わってます…気が向いたら塗り直して、パステルで航空機っぽくウエザリングしてやりたい所ですが…手に取るたびに凹むので無理かも(汗)。
 あと、何度もいいますが武装コンテナとまではいかなくても、武装ラッチぐらいはつけて遣ればよかったなぁ…。
 元々このステイメンを作る前に妄想したのは『テールスタビライザーに武器庫の付いたコアブースターをつけてかっ飛ぶステイメン』だったのに…。
 まぁ、余裕が出来たからそのうちに……。


 後ろから見た『スール』…上面が光っちゃって見難いなぁ…艶消してるはずなんだが…。
 バーニャがメタリックなのはいいンですが…それを接続するパーツの墨入れの拭き取りが不十分です(泣)。
 写真見るまで気が付かなかったとは…相当テンパってたンだなぁ…。
 上下合体させた時に出来る隙間は、プラ板で塞いであるだけなのでかなりのっぺりとした印象です…ここも色を黒っぽくしておけば良かったかな?
 …なんか数日経過して冷静な目で見ると改良点が次々と思い浮かぶなぁ…気が向いたら直してやることにしよう。
 だいたいディスプレイ台もうまく行かなかったから、せめてそれだけでもしっかりした物にしてやらねば…飾る場所に困る(笑)。
 今まで作った武器を飾る場所は考えがあるんだがなぁ…。
 そうそう、ほとんど見えませんが、コアファイターは標準のビームサーベルです。

・設定
 宇宙世紀0082、アナハイム・エレクトロニクス社所有浮きドック『ラビアンローズ』。
 ジョン=コーウェン准将は『ガンダム開発計画』を立案…自らの人脈を有効に使い、すったもんだの政治劇が裏側で行われた後に、計画は実行に移される事になった。
 数機の試作機の後、究極の汎用機・最強の戦略機・高機動襲撃機等が計画、その中で三番機は『最強の拠点防衛用機』と位置付けられ、試作機はアナハイム・エレクトロニクス社に委託されGP−03『デンドロビウム』が開発されることとなった。
 最終的にこの構想は、MSがMA並のオプションにドッキングする事で昇華する事になるが、技術者達がそこに至るまで経の道はそれだけでも莫大なスペースを使う為にここでは省略する。
 さて、『MSとMAのドッキング』は、過去には「RX−78」「Gファイター」と合体分離して以降例が無く、月にあるアナハイム・エレクトロニクス社にはそのデータの蓄積が無かった。
 それを蓄積する為にも、又ドッキング等により発生する問題や運用面での問題を洗い出す為に、まずは本体であるMSの試作機と合体試験用のオプションが、テストベットを兼ねて作られた…それがGP−03p「テストベット・ステイメン」であり、社内の秘匿名は花の咲く前の機体ということと、GP−03pの型式番号の“p”を取って『ブゥトン』と呼ばれたいた。
 これは、フランス語で蕾の意味であり、コードネームに花の名を冠するGPシリーズの試作機であるこの機体には、まさにぴったりな秘匿名であろう……正確には『デンドロビウム・アン・ブゥトン(デンドロビウムの蕾)である(笑)
 『ブゥトン』は、予定されたギミックが実動できるのかのテストや装甲材の試験、形状の確認等々…まさにいろいろ試作に使用された純粋な試作機であり、完成したGP−03「ステイメン」とは細部はもちろん、中身や装甲がまるで違っており、戦闘は考慮されていないので、カラーリングも「RX−78」を踏襲したデモンストレーションカラーに塗られていた。
 これは連邦の高官が視察に来た時に、一年戦争最強の機体と同じ色であることで印象を強くつける狙いがあったらしく、そしてそれは成功しGP−03はその後宇宙で最高機密扱いのセキュリティと、連邦の監視下に置かれる事になるのである…。
 その為、デラーズ紛争時にはこれを受け取りに来たアルビオンのシナプス艦長らと警備隊の間でいざこざがあり、兵士数名と開発主任であるアナハイム・エレクトロニクス社の女性技術者が犠牲になり、その後シナプス艦長らが極刑にされた…との噂が囁かれていたが、『ガンダム開発計画』自体が闇に葬られる事で関係者は口をつぐまねばならなくなった……少なくない命が失われた要因となったこのカラーリング、はたしてその判断が正しかったのかはなんとも言えない……。
 ともわれ『ブゥトン』は、武装コンテナである『オーキス』の完成よりかなり前に開発が行われた…先んじて合体分離のデータを蓄積しなければならないためである。
 このMSは、完成したGP−03「ステイメン」では省略されたコアブロック・システムを持つのが機能上の最大の違いであろう。
 またジェネレータの不足を補う為、「RX−78」と同じようにフロントスカートにサブジェネレータを装備している。
 そして大きな特徴として、バックパックユニットを交換し、いろいろな装備を付けることができる機能も有していた…標準のビームサーベル搭載型、大型ビームキャノンとレドーム、ミサイルポッド、高機動ポット、武装ラッチ等…これらはコアファイター時にでも使用できる用になっていた。

 外見での大きな違いはこの3点であるが、これらは以下の理由で採用されなかった。
・コアブロック・システムは、『デンドロビウム』での強烈なGにコクピットブロックが耐えられない為、球形コクピットが採用されることになったので廃止。
・バックパックのオプションシステムは『デンドロビウム』との合体で邪魔になる可能性があり、またバックパックのオプションは『デンドロビウム』の装備でまかなえる為これも廃止。
・小型・高出力なジェネレータが開発されたことで、サブジェネレータが不要になり、フロントスカートのサブジェネレータも廃止。
 これら不必要と思える装備を削る事で、GP−03「ステイメン」に繋がって行くのである。

 また、合体機構のチェックを行う合体試験用機は、適切なベース機が見つからず、また0から設計・製作する予算も時間もなかった為、現役を退いて倉庫の奥で埃を被っていた合体機構を有する機体…コアブースターを改造する事で対応した。
 これは合体後にも十分な加速度を持つ為、合体後の『ブゥトン』をMA的な運用を行うテストも出来、また瞬間最大12Gを有する『デンドロビウム』前のテストも可能という思いがけない側面もあり、このコアブースター改造合体試験用機は『デンドロビウム』らの妹分であることから、敬意を持って『フティ・スール』と呼ばれる事になる……つまり……正確には『デンドロビウム・アン・ブゥトン・フティ・スール(デンドロビウムの蕾の妹)がこの機体の正式名という事になる(大笑)
 『フティ・スール』『ブゥトン』のコアファイター単体との合体も可能であり、非常時には『ブゥトン』に武装を運ぶ運用も可能であった。
 これは実際に、ジオンの残党軍と試験中で武装の無い『ブゥトン』が交戦状態に陥った時、『ブゥトン』に予備のコアファイターを合体させた『フティ・スール』で武装を届けたという実績がある。

 『ブゥトン』にはもう一つ任務が有った…それは『デンドロビウムに搭載する武器の選定』である。
 『最強の強力な槍と盾を持つ高出力の武器庫』にいったいどんな武器を積むべきか…それの選定も行わなければ成らなかったからだ。
 前提として、『オーキス』のアームドコンテナに搭載可能なことが求められた為、集められた装備はコンパクトな事、もしくはコンパクトに成る事が要求された。
 しかしこの時期、肝心の『オーキス』が完成しておらず、アームドコンテナのサイズも未決定だった為にその基準はあいまいであり、コンパクトさに目を瞑った物も含まれている。
 又格闘武器は、『オーキス』が既にかなりの大きさに成ると予想されていたので、なるべく間合いの長いものを要求された。
 



『ブゥトン』 装備一覧
装備名種類備考
ビームサーベルBPオプション後に標準化される収納型ビームサーベル
ビームキャノン&レドームBPオプション長砲身のビームキャノンを右側、左側に大型レドーム
ミサイルポットBPオプション小型ミサイルを多数装備
高機動ポットBPオプションGP−01と同じ物を装備した高機動型
武装ラッチBPオプション武器装備を携帯可能なラッチアーム
ビームガンBPオプションハンドビームガンを収納する
ビームキャノンBPオプションガンキャノン2と同じ用な物
ジャパニーズブレードBPオプション“鞘”が飛び出していて内部に収納
フティ・スール合体試験機テールバインダーでの合体の試験用に用いられた
ビームライフル武装装備ジュッテ付きのGP−01で使用されたものの改良型
ショートビームライフル武装装備取り回しやすいようにバレルを短くしたビームライフル
ロングビームライフル武装装備狙撃可能なビームライフルを長砲身化した、射程と命中率向上型
ダブルビームライフル武装装備火力増強型としてバレルを2本にしたもの
それによりEパックも2つ装備
ブレードビームライフル武装装備バレル上下にビームサーベル発光部分を付けた、格闘可能なビームライフル
プルバップマシンガン武装装備GM標準の90mmプルバップマシンガン
アサルトマシンガン武装装備プルバップマシンガンのバレルを延長した
ロングマシンガン武装装備アサルトマシンガンのバレルをさらに延長した支援型
ハンドミサイル武装装備中型ミサイルを装備
モーニングスター武装装備ガンダムハンマーを長い柄の先に装備したもの
さらにこれを……
ビームジャベリン武装装備より格闘のレンジを広げた
スマートガン武装装備大型大威力の物だが、携帯弾数が少なすぎる問題がある。
フォールディングバズーカ武装装備コンパクトに折りたためるバズーカ
ハイパーバズーカ武装装備GM標準のバズーカ
ロケットガン武装装備1年戦争時に地上で使われていたもの
ハイパーバズーカより小型なので試験的に採用
180mmキャノン砲武装装備これも1年戦争時に地上で使われていたもの
分解ではなく折りたためるよう改造した
大型シールド武装装備GP−01と同じ物…オーキスのアームドコンテナに入らない為、その後フォールディングシールドが作られる事になる


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