『マゼラアタック改 ―スーパーマゼラ―』   [ガンプラ:スケール 1/144]
[製作過程]







・製作
 マゼラベースの後部が結構に気に入らなかったので、現代戦車風にアレンジしました…で、空気取り入れ口も大型の円形の物を左右上面につけて…といろいろやってたらなんとなくどこかで見たような?
 調べると近藤先生の機動戦士ガンダム0079登場のマゼラアタックに似ているのが判明…いっそと言う事でそれっぽくしてみました…いや、それっぽいだけになってしまいましたが(汗)。
 後は手すりとか梯子をつけました。
 で、マゼラトップは完全フルスクラッチです…大きさが合わなかったりで何度か作り直しましたが。
 基本的にプラ板で、接着して出来た隙間はアルテコのSSPで埋めて成型…砲身はサーマルジャケットっぽくしたくてああしましたが…どうですかね?
 他にも砲塔下部に対人用の機銃座をつけたり、スモークディスチャージャーに見えるものをつけたりとがんばったつもりです。
 後部はザクのフットミサイルを旧武器セットから持ってきて取り付けました…一応稼動します。
 後細かいハッチとか機銃とかは、WTMの大戦略Vバージョンの90式を犠牲にして削り取って移植…もったいないお化けが出そうですが、これがやりたくて買ってきたのだから良し!
 一通り出来てから塗装に入りますが…3機目だというのにいまいちこなれてない感じですかネェ?
 一応、マゼラベースのスカート部分に弾痕跡をつけたり、ナンバーだけになっちゃいましたがデカールも貼って見ました(色々貼りたかったけどうまくいかなかったりなんだりでナンバーしか残りませんでした…無念)。
 あと、砲塔横の『ZEEK ZION!』はエナメルで手書き…激しく恥の上塗りという気もしますがこれを行なった兵士の字が汚かったから…ということで(汗)。
 ……ちなみに、『ZEEK ZION!』のスペルはわざと綴りを間違えています…正確には『ZEON』が正しいです…『ZEEK』も怪しい(笑)。
 突っ込まれたら「これを書いたジオン兵、ナカムラ軍曹は学の無い奴だった」と言おうと思っていたので(笑)。
 塗装のまずさとか仕上げの酷さは素直に自分の今の実力と受け止める事に今後のか手にしようと思っています。
 しかし、やりたいことが出来たので自分では大満足!
 ……この他にも、木箱とかを車体の上に現代の戦車みたいに色々と取り付ける予定でしたが……小さすぎて細かくて、きちんと塗装できなかったので挫折。 _| ̄|○
 …あっ! 折角WTMの第5弾でフィギュアがいっぱいついてきたんだから、ディオラマ風にしてみればよかったァっ!!!
【マゼラアタック改 ―スーパーマゼラ―】
 一年戦争中期後半、アフリカ戦線。
 連邦軍の物量に押されつつあるジオン公国軍アフリカ方面軍は、連邦軍の進行に対抗すべく各地で陣地構築や作戦の立案、各種兵器のパワーアップなどが図られていた。
 もともと砂漠の灼熱と防塵対策に各種兵器を改良を行っていた為、改造等を行う段列が整備されていた為、これらは比較的スムーズに――少ない物資をやりくりしながら――行われ、MSの熱帯対応化や装甲強化・機動力UP・武装強化はもとより、支援兵器と位置付けられていたマゼラアタックにも目が向けられていた。
 マゼラアタックはマゼラベースの出力に余裕が有る為、ザクタンク化が早くから行われていたが、兵器不足が問題になりつつある現在では純粋な戦力化も期待されたのである。
 可動部分が多く制約の多いMSとは違い、車両の延長であるマゼラアタックはいろいろな試みが試された。
 マゼラトップは飛行能力を強化したり、武装を交換して対空用化、砲身を二連にした火力強化型…マゼラベースもザクの廃品を利用した多脚型、アッグの部品を流用したホバー型など…中には砲を固定型にした駆逐型や、大口径砲を搭載した自走砲型、ドーザーやクレーンを装備した工作型、アッグを搭載したアッグタンク工作戦車まで……使えるかどうかは別として、ここアフリカ方面軍だけでザク以上のバリエーションが生まれたといわれている。
 その中でも本命とされたのが、この『スーパーマゼラ』である。
 この『スーパーマゼラ』は、マゼラトップの飛行能力を廃止し戦車として最大限強化したタイプである。
 マゼラベースもエンジンを強化し、出力はほぼ1.5倍に強化され機動力がUPされている。
 特にマゼラトップは、旋回可能なターレットに改められ、大型の冷却装置や砲弾を積み込み、ビームと実弾の両方に対応した複合装甲で包み被弾傾斜を考えた形状に纏めた大型な物となった。
 主砲は『200mmスーパーライフリング砲』であり、野砲並みの大口径砲を自動装填装置と液体火薬にて発射し、砲弾も材質と形状、そしてイオンプラズマ化論理等による空気抵抗の減少等によって、当時これに耐えられる連邦制の兵器は無いとされた最強の実弾兵器であった……これを強制冷却するサーマルジャケットで包み連続使用にも耐えられ、これが優秀な環境センサーとFCSによってコントロールされ、移動中でも3000m先の目標に当てる事が出来たという。
 又、砲塔前部分には対人というには30mmという大きさの対人用旋回機銃が2門装備され、近接してくる歩兵や軽装甲車両を攻撃し、砲塔後部にはMS-06Jのフットミサイルと同じ物が2つ装備され、スーパーマゼラ単体での援護攻撃を可能にしている。
 この後部は装備を変更することも可能で、迫撃砲や対空砲や対空用回転多砲身砲や送風装置によるキャタピラ跡隠し装置等も装備可能であった。
 他にも、コマンダーハッチに12.8mm機関銃やスモークディスチャージャー等が装備されている。
 この用に『スーパーマゼラ』は攻撃力ではザクを上回る物になったものの、物資不足と何より主砲である『200mmスーパーライフリング砲』の調達が非常に困難でなおかつ砲塔寿命も短く交換パーツを含めてもせいぜい10台以下しか準備できず、数台のみの生産に終わったのである。
 だがこの数台がアフリカの撤退戦では非常に有効に使われ、数キロ先の低いシルエットから放たれる『200mmスーパーライフリング砲』は連邦軍のMSパイロットからサソリの狙撃スコーピオンスナイパーと恐れられたという。
 有名なのは「ンジャメナ救出作戦」での活躍で、『スーパーマゼラ』1台とマゼラアタック3台、MS−06D2機、サムソントレーラーが包囲された味方部隊を救出すべく夜襲を仕掛け、『スーパーマゼラ』は部隊の先頭に立って連邦軍を蹂躙し、一晩でGM×4、61式戦車×14、航空機多数(地上に居た物も含む)を撃破し、部隊はほぼ壊滅しながらもサムソントレーラーに味方を乗せて救出し、自体も脱出に成功したという。
 その後も『スーパーマゼラ』はその数を減らしながらも神出鬼没に連邦を攻撃しては撤退を援護し、味方部隊の脱出を助け、最後のHLV発射までそれを守り通し、最後まで連邦軍にジオン戦車兵魂を見せ付けたという…。


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